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ギャンブルライター・浜田正則の「パチンコ必勝手記」“通常営業の「クギのアケシメ」はヘソとワープだけを見ればOK”

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◆よもやま話「シメ釘」◆

「シメ」という言葉は、たびたびこのコラムでも使用していますが、今週はこの「シメ」について。

 そもそもこのシメは、手打ち時代の呼称の名残で、現在では「悪い方向に動かしてある」の総称です。「シメ=マイナス調整」と考えてください。

 また対語である「アケ」も、今や言行不一致な言葉で、こちらも「プラス調整をした台」です。

 店側から見て「開放=アケ」「回収=シメ」で認識して差し支えないでしょう。

◆実戦指南「現行機種の主要なシメる場所」◆

 といった前提を踏まえてシメを紹介します。現在、店で実際に施されているシメは主にこれらです。

 ヘソ=ご存じスタートの上にある2本クギ。シメる際は2本の幅をしぼるか、2本に上下差をつける。アケの際は真横に広がっているよりも斜め上に向かって広がっているほうがいい。

 ジャンプ=ヘソ横の誘導クギ。ここはヘソ目前でこぼれ落ちるようにクギを外向きに逃がすか、たどりついた玉がヘソ釘との落差で散らかるように下に叩く。ジャンプが下がると、いくらヘソがアケられても入賞率は相当落ちるので、よくダマシに用いる。

 ワキ(道クギ)=液晶などの大役モノ脇あたりの通路クギ。中央ヘソ方面に玉が行かないように全体を大がかりに外向けし、風車周辺をダメ押しで外向けに。

 ワープ入り口=こっそりシメることができるため、最もいじるクギの一つ。1000円あたり3~5回転ぐらい調節できるので、ここのみのアケシメで回転数操作をしている店も多い。

 アタッカー=ここをシメる際は入賞させぬように誘導クギを逃げ方向に叩き、アタッカー上をしぼる。

 電チュー=確変&時短中に活躍する電チューと電チューの開閉をさせるスルーチャッカーのクギ。ヘソ釘・ジャンプ釘・アタッカー釘の見方が流用できる。ここを叩かれると時短中でも露骨に玉が減るので、悪徳ホールはすぐわかる──

 といったところです。

 この中で新台入れ替えの初日や旧イベント日にアケたり、通常営業や回収日にシメるのはヘソとワープ。逆に他の場所は一度いじったら万年固定でしょう。

 なお、「クギなんか見れない」という方もご心配なく。クギが見られなければ玉を目で追えばいいだけ。

「ヘソで玉が変に跳ね続ける」「ワープに玉が行かない」など、500円打てば容易に看破できますよ!

◆プロフィール 浜田正則(はまだ・まさのり) パチンコ生活歴29年。業界寄りの記述をする「パチンコライター」とは一線を画し、ファン目線で真実のみを文章につづる「ギャンブルライター」として18年目を迎える。漫画の原作者としても活躍しており、作品は多数。

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