芸能

ドラマ「デスノート」、原作に忠実なのに佐野ひなこが滑稽に見えた場面とは?

20150817sano

 原作とは異なるオリジナルのストーリーで展開されているドラマ「デスノート」(日本テレビ系)。その一方で原作に近い描写も見受けられ、8月9日放送の第6話でミサミサ(弥海砂)が監禁されるシーンでは、原作マンガにそっくりの状況を再現していた。

 監禁されたミサミサは白い拘束衣を着せられ、目はマスクで隠されて何も見えない状態。立ったまま拘束台にベルトで固定され、ヒザから下は生足が見えている。まるで原作マンガをトレースしたかのような忠実な再現シーンとなっているのだ。

 しかし、このシーンを観た視聴者からは、「何か違う」という感想が相次いでいる。しかもドラマ版の拘束シーンには、なぜか滑稽さが感じられるというのだ。放送を観たテレビ誌のライターが語る。

「ドラマのほうはなぜか、腕組みしているミサミサが仁王立ちで大笑いしているように見えちゃうんですよ。あと下半身もやたら太く見えるので、アイドルやモデルというよりは女お笑い芸人のよう。ミサミサ役の佐野ひなこはウェスト51センチの細身が魅力なのに、その細さがまったく感じられません」

 そう言われてみると、たしかに脚がやたら太く見えるのは確かだ。そこでこの場面をじっくり検証してみると、それが目の錯覚だということが分かった。脚の後ろに広がる影が、脚そのものと溶けあっており、2倍ほども脚が太く見えるのである。よく目を凝らして脚だけを見ると、むしろ一般人よりも細いことが分かる。

 腕組みしているように見えるのは、拘束ベルトの掛け方に原因があるようだ。原作マンガでは二の腕ごと胸の高さで縛り上げているが、これを佐野相手にやろうとすると、胸のふくらみが邪魔になるのは明らか。そこを無理に締め上げようなものなら、胸がベルトに押しつぶされ、イヤらしさが際立つのは避けられない。

 そのため、胸を覆う拘束ベルトは省略せざるをえない。だがそれでは両腕がほとんど拘束されないため、腕組みに見えてしまうというわけだ。

 結局のところ、マンガの描写を現実の人間に当てはめようとすると、どこかにムリがでるという典型例なのかもしれない。佐野はこのシーンのために5時間近くも拘束され続けたそうだが、その結果が滑稽に見えてしまうのは、実に気の毒な話だ。視聴者からは「罰ゲームのように見える」との声もあるが、佐野にとってはまさに罰ゲームになってしまったのかもしれない。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
4
「子供じゃないんだから」佐々木朗希が米マスコミに叩かれ始めた「温室育ち」のツケ
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」