平均視聴率がまさかの一桁発進からさらに下降した篠原涼子主演ドラマ「オトナ女子」(フジテレビ系)。同局の亀山千広社長は、23日に行われた定例会見で「オトナ女子」の低視聴率について「篠原涼子のイタさが足りない」と分析した。
しかし、視聴者からの意見としては「ストーリー設定が古臭い」「篠原が髪を書き上げる仕草が多すぎてウザイ」など、亀山社長の指摘する“イタさ”とは、ズレているようだ。さらに気になるのは、篠原演じる中原亜紀のファッション。正面を向っていても、胸の谷間がはっきりと見えるUネックのカットソーや常に第3ボタンまで外しているシャツブラウス姿に「こんなにだらしない恰好で出勤する人はいない」「白シャツを背中側に引っ張り過ぎてて、まるで“花魁”のような着こなし」など、働く女性からは総スカンを喰らっている。
これでは“イタイ女”ではなく“ただの露出女”。テレビ誌のライターも「亜紀のキャラクター設定がよくわからない」と話す。
「下着のCMで美ボディが話題になったからとはいえ、胸元を強調しすぎるのは、もはやセクシーではなく色ボケの勘違いオバサンにしか見えませんでした」
これに対して、芸能ジャーナリストは「男性視聴者を狙ったのでは?」という。
「かつて『昼顔』や『MOZU』で、男性俳優が脱げば脱ぐほど女性の視聴率が上がったことがありましたが、『オトナ女子』はその逆を狙っているのでは?」
そうだとすれば視聴者をバカにした浅はかな演出だが、「最近のフジテレビにならやりかねない」といった声も聞こえてくる。
(李井杏子)