10月から放送が開始された篠原涼子主演のテレビドラマ「オトナ女子」(フジテレビ系)が、初回から視聴率1桁を記録し、厳しい状況に立たされている。これに対し、フジテレビの社長である亀山千広は定例会見にて、「涼子ちゃんがあまりにも美しすぎるので」と、不調の理由を語ったという。
「社長のこの発言に対し、ネットでは『言い訳が酷すぎる!』と失笑を買っています。『オトナ女子』は、過去の人気ドラマの二番煎じで新鮮味のない内容などが、視聴者から避けられていますが、そのことに関する言及はなかったようです。また篠原ですが、過去に主演した『ハケンの品格』(日本テレビ系)は初回18.2%を記録していたものの、その後は『ラストシンデレラ』(フジテレビ系)初回13.3%、『オトナ女子』初回9.9%と、作品を重ねるごとに数字が下がってきており、このままでは“視聴率女王”のイメージが消えさるかもしれません」(テレビ誌記者)
そんな「オトナ女子」は内容が古臭いとの批判の声が高まる一方で、主題歌に関しても厳しい意見が続出しているという。
「ドラマの主題歌は玉置浩二が作詞作曲し、中島美嘉が歌っています。しかしこの曲、毎回『オトナ女子』のクライマックスで流れるのですが、中島の独特の歌い方と、玉置の作った暗い曲調が大不評なのです。ドラマで曲が流れると視聴者からは『なぜこの曲!? ホラードラマか!』『歌が怖くて話に集中できない』『主題歌が合ってなさすぎる』という声が相次いでいます。やはり恋愛ドラマなので、視聴者的にはシリアスな曲よりも、もう少しアップテンポで明るい曲を望んでいるのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
「ハケンの品格」「ラストシンデレラ」では徐々に視聴率を上げていった篠原。だが内容だけでなく主題歌にまで厳しい声が飛び交う「オトナ女子」は、今後、巻き返しできるだろうか。
(森嶋時生)