10月31日のハロウィンデーは渋谷のスクランブル交差点が大混乱状態になるなど、定番となりつつあったイベントながら、例年以上の盛り上がりを見せた。そのお祭りムードに負けじと著名人たちもブログやツイッターにコスプレ写真をアップ。中でも、そのクオリティが断トツに高いと話題になったのが、女優の能年玲奈だった。
能年は自身が大好きだというガイ・リッチー監督によるイギリス映画「スナッチ」のコスプレを披露。6人が登場する同作のポスターを1人6役で再現。「男に見えるように、プチプチを入れて肩や腹筋を作った」などのポイントも紹介。付けヒゲが意外に馴染んでいたと満足気に語っていた。さらに、今月2日のブログには“おまけ写真”と題して7枚のアザーショットをアップ。
当初は登場人物1人のコスプレをするつもりが、結局、全員することにしたと話した能年。それぞれの衣装も違うだけに全員分の衣装を揃えるのも相当大変だったことが伺われる。しかし、そこはさすがデザイナーとしても才能があると言われているだけあって、みごとにやりのけた能年。ところが「すばらしい」「パーフェクトすぎる」と拍手を送るファンがいる一方で、冷めた反応の人たちも多かったという。
「干され女優としてのポジションを確立してしまった能年。1人分のコスプレならまだしも全員分を再現する本気度は、あきらかに趣味の範囲を超えている。昨年のハロウィンはコスプレ写真をアップすることなかったように多忙な日々を過ごしていた彼女だけに、現在の暇人ぶりが露呈されてしまいました。将来はファッションの世界に進むのだとしても、あれだけ国民的女優として期待された彼女を知っているだけに、虚しく感じた人がいても責めることはできないでしょう」(週刊誌記者)
彼女のコスプレを見た人たちからは「衣装は1着でいいからオーディション受けに行ってこいよ」「女優としての能年ちゃんが好きなだけに、ちょっと悲しい」「娯楽というより営業の匂いすらする」と痛いところを突くコメントも発せられている。
まだまだファンの多い能年だけに、来年のハロウィンでは「忙しくて1着も作れませんでした~」といった元気な声が待ち望まれている。
(佐伯シンジ)