11月26日夜、今年を締めくくる「NHK紅白歌合戦」の出演者が決定した。10組の歌手が初出場となり、それぞれが喜びのコメントを発表する一方で、落選組、そしてそのファンの沈痛なコメントもネット上には続々と書き込まれている。なかでも反響が大きかったのが、ももいろクローバーZの落選だ。
「出演者が発表された26日、ももクロは公式サイトで『紅白の卒業』を宣言しました。のちに佐々木彩夏が落選の悔しさをブログにつづっていましたが、ももクロは紅白に特別な思いを持ったグループなんです。昨年、有安杏果は直前になってインフルエンザにかかり出場できず、今年に懸けていたことでしょう。また、11年に脱退して女優となった早見あかりとは、卒業コンサートで『お互い成長して紅白で会おう』と約束しています。“卒業”してしまってはその約束が果たせない」(レコード会社関係者)
この「卒業発表」には、ファンである“モノノフ”たちも動揺を隠せない。
「和田アキ子やμ’s(ミューズ)などほかに落ちるべき歌手をあげつらったり、“卒業宣言”したことで来年からも出ないつもりではと危惧したり。今年リリースしたシングル3枚がすべてオリコン4位以内にランクインしているのに落選したことから、業界の力関係を詮索する意見も出ています。また、昨年のサザンオールスターズのようにサプライズで、カウントダウンライブの会場から中継で登場するのでは、というあきらめきれない声もありますが、さすがにNHKも落とした歌手をサプライズ出場させることはないでしょう」(週刊誌記者)
気になるのは卒業宣言のなかの「ど真ん中しか歩きません」の言葉。「紅白はど真ん中でない」という意味の、卒業というよりも“決別”宣言と取られかねない不穏当な文言に見えるが、はてさてその真意は?