「ザッツ、日本! ザッツ、紅白!」──何やら壮大なテーマとともに、今年の出演者が発表された「NHK紅白歌合戦」。外野から「目玉ナシ!」と批判の声を上げるのは、ちょっとお待ちを。紅組の舞台裏では、大みそかに向けて艶やかな「ピンク合戦」がもう始まっていたのです。そのフェロモンむんむんの現場を先走り中継でお届けしましょう。
11月26日、「NHK紅白歌合戦」の司会者と出場歌手が発表された。全51組中、初出場は10組。今年は「ヒット曲ナシ・目玉ナシ」とささやかれる中、サプライズは32年ぶりに総合司会に起用された黒柳徹子(82)。決まるまでの経緯について、芸能レポーターの石川敏男氏はこう明かす。
「戦後70年、放送90年目に当たる節目ということで、当初は『第34回NHK紅白』で視聴率74%を記録したタモリさん(70)に打診していました。一時は内諾していたのですが、急転して辞退。慌てて同じ『第34回』で紅組司会を務めた黒柳さんに白羽の矢が立ったのです。それでも、足が悪くて長時間立っているのが難しいため、有働由美子アナ(46)と2人態勢になりました」
白組の司会はジャニーズグループ「V6」の井ノ原快彦(39)。紅組の司会には、来年から3年間にわたり放送されるスペシャルドラマ「精霊の守り人」で主演する綾瀬はるか(30)に決まった。
出場歌手が発表された会見場には、有働、井ノ原、綾瀬が登場。その本番直前の控え室では、綾瀬がこんな“桃色”な行動を取っていた。目撃したスタッフが証言する。
「打ち合わせで演出家から『初出場、という言葉が言いにくいので気をつけるように』と、アドバイスを受けていました。綾瀬さんが試してみると、『はちゅちちゅじょ~』と、まったくしゃべれなかった」
打ち合わせ後、綾瀬は椅子に座ったまま一人で練習を開始。それでも思うように言えなかった綾瀬は、急に立ち上がって控え室にある大きな鏡の前に移動したという。前出の番組スタッフが続ける。
「鏡に向かって気持ちを切り替えるように鋭い視線を見せたと思ったら、突然、発声練習を始めたんです。『あ~ん』と口が大きく開いて、奥が丸見え。周りにいた出演者や関係者がビックリしていたのですが、気にする様子はなく、自分の世界に入っていました。『はちゅちちゅじょ~、はつしちゅじょ~』と徐々に言えるようになったのですが、それよりも言葉を発するたびに服の下で胸がぶるぶる揺れて、目が釘づけになっちゃいました」
2年前に初めて紅組司会を務めた時はハプニング続出だっただけに、NHK関係者も“目が離せない”としてこう話す。
「リハーサルの時に審査結果発表で箱からボールを投げる練習をしたら、大暴投して北島三郎(79)の頭をかすめた。また、本番ではオープニングで『NHKホールが生きているみたい』と謎の発言をしたり、トップバッターの歌手の紹介を忘れてしまった。何が起きるかわからないのでハラハラしています」
今年は本番でのハプニングも期待したい。