羽生結弦の世界最高記録に沸いたフィギュア・GPファイナル。その異次元の演技を見ようと、13日のテレビ放送は視聴率29%を叩き出す盛り上がりとなった。
一方で、期待された女子の浅田真央は最下位。演技後の異様な発汗などから心配されたように、やはり胃腸炎で緊急帰国という事態となり、その報道を聞いたファンは顔を曇らせた。日本のフィギュア界にとっては、まさに天国と地獄が一緒にやって来た一日となったわけだ。
さらに日本のフィギュアファンにとって羽生の歓喜を削り取り、浅田のショックを逆撫でしたスケーターがいたという。
「浅田が帰国のため辞退したエキシビションで、恋人のフェルナンデスに『大切な人』と紹介されて登場したのが安藤美姫。赤いドレスでさっそうと滑り、あまり事情を飲み込めない会場の地元ファンはお祭り気分で拍手をしていましたが、その妙な“特別扱い”を日本のフィギュアファンの多くはかなり疑問に思ったようですね」(スポーツライター)
「真央ちゃんが出ないでなぜこの人が?」「公私混同も甚だしい」「羽生クンの喜びが一気に冷めた」など、8割方が批判のコメントばかりだ。
「元世界女王ですから出演自体がまったくお門違いとは言えませんが、真央ちゃんと安藤の人気の質は180度違いますから、クリーンな選手を応援する傾向にある女性フィギュアファンからは総スカン状態です。会場にいた日本人からわずかばかりの拍手はありましたが、かなり複雑な気持ちだったようですね」(スポーツ紙記者)
現地にいた50代女性のグループからも「真央ちゃんのあんな姿を見たあとで、あの女にドヤ顔で出てこられても…」「羽生クンと同じ舞台に立たないで!」など、憤慨した声が聞かれた。いまや“人気者の彼氏”という通行手形だけで、フィギュアの大会に必ず入り込む安藤だが、「会場にもいてほしくない」(40代女性)など、お呼びでない空気はますます広がっているようだ。
(三崎康太)