バラエティ番組「キリトルテレビ」(テレビ朝日系)では毎回、読唇術を使ってアスリートたちの口の動きを解明する企画が人気だ。2月7日放送の回では、フィギュアスケート、GPファイナルの表彰台での読唇術を披露した。
「表彰台にはフェルナンデス選手、宇野昌磨選手、そして羽生選手が並んでいたのですが、メダルの授与と記念品をもらったあと、3人がワイワイと笑ってやりとりをしているんです」(スポーツライター)
スケートの表彰台で行われる写真撮影では通常、両側に立つ2位、3位の選手が1位の選手の腰に手を回し、外側の手に花束や記念品を持って行われる。
「まだジュニアから上がったばかりの宇野選手が間違って、羽生選手の腰に手を回し忘れていたんです。それに優しく『昌磨、違うから』『持ち替えて』と羽生選手が指導したんですね。ところが記念品を持ち替えた宇野選手が、羽生選手の腰に手を回すのではなくカップルのように腕を組んでしまい、3人が思わず笑ってしまうという和やかなシーンでした。その後も撮影をうながしたり、メダルを見せながら撮るシーンについても指導したりと、終始羽生選手がリードしていました。後輩のこともちゃんと気に掛けているようです」(前出・スポーツライター)
観客はもちろん、スタッフや取材陣にも礼儀正しく、気遣いを見せる羽生選手ならではの優しさは、後輩選手にも向けられているようだ。
(芝公子)