波乱含みの女子アナ業界の中でもフジテレビの人気女子アナの去就から目が離せない。局関係者が語る。
「赤字に転落した影響は大きく、昨年冬のボーナスは全社員が3割以上の大幅な減額となりました。アナウンサー職も例外ではありません。番組制作費の削減で、局アナの出番は増える一方。特に人気がある女子アナは、フリー転身を意識してOBたちから情報収集しています」
退社予備軍の筆頭と言われるのが加藤綾子アナ(30)だ。
「三十路になっても局に居続けるのは負け組という偏見がアナウンス室にあって、加藤アナの退社も時間の問題と言われています。10年からレギュラーを務めている『めざましテレビ』を今春に卒業する見込みで、フリーに転身するには絶好のタイミング。加藤アナが抜ければ、彼女を慕っている三田友梨佳アナ(28)や宮澤智アナ(25)も後追いする可能性があります」(局関係者)
女子アナの退社ラッシュが止まらないというのだ。だが、フリー転身後もイバラの道は続く。女子アナウオッチャーの丸山大次郎氏が解説する。
「日テレの上田まりえアナ(29)が1月末に退社しますが、フリーアナは飽和状態。大手芸能事務所に所属するとはいえ、元読売テレビの川田裕美(32)が大きな看板レギュラーを取れずに苦戦している状況を考えれば厳しいかもしれません」
苦戦が続くフリーアナの光明となったのが、元フジの高島彩(36)だ。昨年の視聴率NO1ドラマ「下町ロケット」(TBS系)で医療ジャーナリスト役を演じて存在感を示した。
「同じフジのOBでは平井理央(33)が14年放送の『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)に出演して好評を博しました。何よりも滑舌がよく、セリフが聞き取りやすいのが“アナ女優”の強み。女優業に活路を見いだすアナは今後も増えそうです」(TBS関係者)
人気アナ大流出で日テレの水卜麻美アナ(28)の一人勝ちになりそうだが‥‥。
「好きな女性アナランキングで3連覇を達成し、今年は仕事の量に比例して食べる量も増えそう。太りやすい体質なので、体調面が心配です」(前出・丸山氏)
水卜アナの対抗馬として頭角を現してきたのがフジの山崎夕貴アナ(28)。
「人気芸人と共演する機会が多く、お笑いのポテンシャルは若手でもトップクラス。そういう意味では、後輩の宮司愛海アナ(24)も、さまぁ~ずの下ネタ攻撃に『ウェルカムです!』と切り返すなど、適応力の高さでのし上がっていきそうです」(前出・丸山氏)
今年はフレッシュアナの下克上に期待したい。