27日に放送されたTOKIOの長瀬智也主演ドラマ「フラジャイル」(フジテレビ系)の第3話から登場した元SKE48・松井玲奈。今回の役作りのために昨年12月に自慢のロングヘアをバッサリカット。ボブヘアにイメチェンした松井は製薬会社に勤務する小悪魔女子を演じており、今後、出演シーンが増えてくるようだ。
そんな、松井は同作の撮影の合間に行われた囲み取材で今年の抱負を聞かれ「生き残れるように頑張りたい。2017年につなげていきたい」と端的ではあるが、力強く語っている。
ここでやはり気になるのが、AKBグループから女優を目指して巣立つも、結局は埋もれるメンバーも多い現状で、松井は女優として大成できるのかということ。
「昨年8月にSKEを卒業した松井ですが、直後はバラエティ番組出演がメインで女優仕事が少なかったことから心配もされました。ですが、今年に入ってすでに松井出演のドラマ作品が3本も放送されるなど、いよいよ本格始動してきたという印象。連続ドラマは深夜ドラマ『ニーチェ先生』(日本テレビ系)のみですが、同作では目を見開きまくし立てるようなセリフを吐くなど、なかなかのトンデモ女子を演じ、松井本来の清純イメージをいい意味でぶち壊していた。その幅の広さを感じることもできました」(アイドル誌ライター)
また、彼女の役者としての実力について、前出のアイドル誌ライターはこう続けている。
「前田敦子や大島優子なども出演したAKBグループが総出演した10年のドラマ『マジすか学園』(テレビ東京系)でも、松井の演技は異彩を放っており、ファンの間でも演技の上手いメンバーとして認知されています。さらに、初主演映画『gift』(14年)で共演したベテラン俳優の遠藤憲一も『松井さんは天才だね! 若い俳優さんとお仕事をさせていただくことが多いんですが、心の中にあるものをポン! と出せるというのが素晴らしい。大女優さんになると思います』と太鼓判を押しています。素質は十分にあると思いますよ」
3月にスタートする連続ドラマ「初恋芸人」(NHK・BSプレミアム)でヒロインを演じることも決まっており、まずは幸先のいいスタートダッシュ。今後、本格的に映画などへの進出ができるかは、ファン以外の評価もカギとなっていくだろう。
(石田安竹)