スポーツ

“買える騎手、買えない騎手”最新裏パドック情報!(2)数字からも見えてくる岩田康誠のスランプ状況

20160218x

 岩田のスランプぶりは数字からも分析できる。週刊アサヒ芸能連載でおなじみの競馬評論家・伊吹雅也氏が解説する。

「14年はJRAのレースにおける年間勝率が15%に達していたものの、15年は10%まで下落。特に15年10月から16年1月は5.2%と、さらに下がっています」

 ちなみに15年の年間勝率5%前後の主な騎手というと、北村友一(29)=5.2%=、津村明秀(30)=5.1%=、石橋脩(31)=4.8%=、松岡正海(31)=4.6%=らがあげられる。まさに「中堅騎手並み」の成績しか残せていない。伊吹氏が続けて言う。

「単勝1番人気だったレースを見ても、14年が勝率30.5%、連対率55.8%、複勝率70.5%に対し、15年は勝率24.2%、連対率42.2%、複勝率59.0%と急落しています。ただし、いわゆる『社台グループ』勢の生産馬に騎乗した際の成績、特にノーザンファーム生産馬では勝率もほとんど落ちていません。昨年、新馬勝ち後に期待馬のリオンディーズを降ろされたりしていますが、基本的に信頼度は変わっていないと見てよさそうです」

 歯車が狂い、長いトンネルから抜け出せない岩田。

「自信喪失のためか、関西を主戦場とするリーディング1位のM・デムーロ(37)と3位のC・ルメール(36)を避けるかのように、今後は関東中心のシフトに変更するという情報も流れています」(トラックマン)

 まさに不調スパイラルにハマっているのだ。

 ベテラン勢では、柴田善臣(49)が昨年12月6日の最終レースで勝利したあと、なんと今年1月末まで未勝利。100連敗という惨状に陥っている。

「慢性的な持病の腰痛がひどい。冬場は特にキツそうですから‥‥」(スポーツ紙記者)

 同じく関東のベテラン・横山典弘(47)は昨年、東西リーディング20位だったが、今年は早くも9勝で7位。1月31日の節分Sでは10番人気のチェリーヒロインでクビ差2着と、波乱を演出した。

「13年にコディーノの騎乗を巡って藤沢和雄調教師と衝突し、断絶状態となりました。以降、関東トップ騎手と関東トップトレーナーのコンビは消滅。そのせいかどうか、13年に83勝だったのが、14年は76勝、15年は57勝と急落しています。横山は『もう(関係を)修復するつもりもない。いつ(騎手を)辞めてもいい』と話しているそうで、騎乗数は少ないですが、逆にむしろ捨て身の一発が期待できるかもしれません」(トレセン関係者)

 前出・伊吹氏も言う。

「10年~今年1月の成績を見ると、もともと得意な短距離戦は好走率の落ち方が緩やか。1300メートル以下のレースに限ると、10~12年は勝率19%、複勝率41.6%ですが、13年~今年1月も勝率15.9%、複勝率37%と健闘しています」

 腕達者な横山は中長距離で狙いたくなるが、短距離戦こそ買いと言えそうだ。

 ただし、ベテランの専門紙トラックマンは、こんなポイントを付け加える。

「ノリだけでなく、カッチー(田中勝春=44=)にも言えるんだけど、年齢とともに、キャリアの浅い馬や癖のある馬、休み明けの馬に乗ってきた時は、馬の反応が悪くて動かないと、立て直すのをさっさと諦めてしまうので注意が必要(笑)」

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」