人間国宝さえ狙える立場にいた落語家・桂文枝(72)のスキャンダル。相手女性による暴露写真公開で、ギネス記録さえ打ち立てた番組司会からの降板が、現実味を帯びてきたという──。
コトの発端となったのは、写真誌「フライデー」が3月4日号で報じた“20年不貞行為”に関する記事だった。関西出身の演歌歌手・紫艶(38)が、文枝との関係を暴露したのだ。
文枝は2月22日の「創作落語の会」の開催会見で、この一件に触れ「身から出たサビ」としながら、
「彼女とは2年前に東京の落語会に来ていただいた時にお会いしたのが最後。それ以前も10年から12年ほど会ってない」
「娘のような感じで応援していた」
と、不倫関係はもう過去の話と言わんばかりだった。文枝といえば1971年から「新婚さんいらっしゃい!」(テレビ朝日系)の司会を務め、「同一司会者によるトーク番組の最長放送」でギネス記録を持っている。当初、番組関係者は不倫騒動を特に問題視していなかったという。
「テレビ朝日、朝日放送の番組制作幹部だけではなく、スポンサー筋、広告代理店も『まあ、よくある芸の肥やしでしょう』と受け止めて、『すぐに静まる』とタカをくくっていました。人気の長寿番組なので、文枝さん継続の方向で考えていました」(テレ朝関係者)
しかし「フライデー」は、「東京へ来たら連絡するから元気だして」というLINEの画面や、「他の女性とお付き合い致しません」という不倫誓約書。果ては車中キス写真まで、紫艶とのドロ沼不倫関係を生々しく報じ続けた。番組幹部らが、「これじゃ、沈静化どころじゃない」と頭を抱えていたところに文枝の“開チン写真”を紫艶が暴露した。
「3月4日、彼女が自身のフェイスブックに文枝の全裸写真を公開しました。ご丁寧に横に『新婚さん──』のロゴ入りクッションが置かれていました。一度は消されたものの18日に再度公開されました」(芸能記者)
紫艶はリベンジポルノではなく「手違い」と説明しているが、これに局幹部、スポンサーが大慌て、コトは急展開となる。
「ついに3月14日頃、降板も含めた落としどころを話し合う会議が開かれました。全裸写真の流出以来、局ばかりかスポンサーにまで厳しい意見が寄せられるようになった。家庭的な楽しい新婚夫婦を紹介する番組内容だけに、女性からの厳しい批判が寄せられました」(前出・テレ朝関係者)
そのクレームは、「わずかな金で、女性の青春時代を食い潰した、ドケチ野郎」「ベッキーも潔く身を引いたのに、いい年した落語界の重鎮はまだテレビに出ているんか!」
という厳しい意見が続出。スポンサー、広告代理店が「不買運動にまで発展するのではないか」と不安になるほど殺到したという。
番組では椅子から転げ落ちて笑いを取る文枝だが、司会どころか人間国宝の椅子からも転がり落ちそうだ。