映画「のぞきめ」で初主演を果たした板野友美のインタビュー映像が3月30日に映画情報サイトで公開された。作品への意気込みを語るのかと思いきや、板野はやたらと「初心者」を連発して言い訳に終始。映画ファンからは「初心者ならお金を取る映画に出ないでほしい」との声があがっている。映画ライターが説明する。
「普通の役者なら念願の主演ができた喜びを語ったり、映画への愛情を強調するもの。それが板野の場合は、女優になりたい気持ちがなかったというまさかの告白から始まり、『慣れてない』『もっと頑張りたい』と、口から出てくるのは不得手な演技に対する予防線ばかりです。しまいには『どうやってセリフ覚えるの?』ですから、そんな女優未満のタレントを主役にすることは映画に対する冒とくだとさえ感じましたね」
撮影ではCGと組み合わせるため、おもちゃの目玉に向かって叫んでいたという板野。だが、こんな話を聞いた後では、その演技自体がおもちゃのようなものだと思わざるを得ない。その一方で同作品では、テレビ局が「怖すぎて放送できない」CMをネット限定で公開。前出の映画ライターはどれほど怖いのかと確認した感想を教えてくれた。
「CM自体は可もなく不可もなく、ホラー映画のCMとしては標準的だと感じました。ただ、“怖すぎて放送できない”というのは眉唾モノです。というのも頭から血を流す女性のアップが映っており、テレビCMでは“出血描写”が規制の対象になっているからです。放送不可の原因は単に出血シーンのせいではないでしょうか」
放送できなかった理由の真偽はともかく、本作では板野が「もっとたくさん勉強したいなって思います」と語っていたように、習作レベルの演技を見せつけられる可能性が高い。それでは実力ある共演者たちがあまりに不憫というものだろう。
(金田麻有)