3月31日、東京ドームシティホールで「ZIP!春フェス2016」が最終日を迎えた。
この日のライブには乃木坂46をはじめ、Silent Siren、SPYAIR、チームしゃちほこの4組のアーティストが出演したが、会場に集まった約3000人のほとんどが乃木坂46ファン。
そのため、乃木坂以外のアーティストからすれば完全アウェイ状態ではあったが、乃木坂ファンが寛容的なのか、それとも単なる余裕か、どのアーティストのパフォーマンスにも会場は大いに盛り上がり、じつにアットホームなイベントとなった。
その中でも特に乃木坂ファンから大きな声援が送られたのが、ももいろクローバーZの妹分として知られるアイドルグループ、チームしゃちほこだ。
チームしゃちほこは自分たちのパフォーマンスの1曲に乃木坂の代表曲「制服のマネキン」をカバー。ライブでも盛り上がる鉄板ナンバーということもあって、乃木坂のライブ同様の合いの手も起こるなど、会場の乃木坂ファンのテンションを一気に上昇させた。
肝心のパフォーマンスでもアクロバティックな動きを取り入れるなど、乃木坂とは少しタイプが違った躍動感あふれるダンスを披露。舞台袖でパフォーマンスを見ていた同楽曲のセンターを務める生駒里奈も「乃木坂46が絶対できない『制服のマネキン』をしていたので、ちょっと尊敬しました」と手放しで絶賛するほどだった。
終始、ほっこりムードが漂った同イベント。グループの垣根を飛び越えた交流ができたことで、それぞれのメンバー、ファンにとって“ウィンウィン”となったようだ。