芸能

“良質ドラマ”でゴリ押し表彰された有村架純「いつ恋」唯一の救いとは?

20160424arimura

 あの爆死ドラマが放送終了後に至ってもなお「良質な作品」とゴリ押しされている。質の良いドラマを選ぶオリコンの第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞において、1月クールの月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)が作品賞と脚本賞、そして新人賞(西島隆弘)に選ばれたというのだ。

 同賞はドラマに関する有識者およびマスコミのドラマ・テレビ担当者が審査員を務め、1月クールに放送された全27作品を対象に選出。そのなかで「いつ恋」が「スペシャリスト」(テレビ朝日系)や「フラジャイル」(フジテレビ系)を押さえて、その良質さを認められたのである。この結果についてテレビ誌のライターが憤慨した様子で語る。

「何度も指摘していますが『いつ恋』が若い視聴者から見放されたのは、現代の若者像を描けていなかったからにほかなりません。登場人物がSNSを一切使わないという脚本は完全にアウト。留守電にメッセージを延々吹きこんだり、電話に出ない相手の家に押しかけるなど、ここで描かれているのはすべて20世紀の光景なんです。そんなドラマを良質と感じる審査員は、少しは若者の習俗を勉強すべきでしょう」

 ちなみに有識者枠の審査員は全9人のうち50代が4人、40代が3人を占め、最年少でも37歳。若ければいいとは限らないが、当たり前のように公衆電話を使っていた世代の審査員が、現代の若者を描いたドラマを正当に評価できるのかははなはだ疑問だ。ここで前出のテレビ誌ライターが続ける。

「唯一の救いは新人賞に選ばれた西島隆弘ですね。セリフは棒読み状態だった西島ですが、15年に及ぶ『AAA』のステージで培った表現力を活かした表情には真に迫るものがありました。役者としての知名度がなかったことも、むしろ功を奏したのかもしれません」

 もはやヒロインの有村架純にとっては黒歴史とも言える「いつ恋」だが、そんな作品でも次世代スターを生み出せたなら、存在価値はあったのかもしれない。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
2
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
3
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論
4
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
5
世間はもう「松本人志」を求めていないのに…浜田雅功「まっちゃん」連呼のうっとうしさ