最近は女優としての活躍が目立つ元AKB48の大島優子。もともと子役出身ということもあり、AKB在籍時から演技力には定評があったが、14年には宮沢りえ主演の映画「紙の月」(松竹)で「第38回日本アカデミー賞」の優秀助演女優賞を獲得するなど、気を吐いてきた。
その一方で、過剰なまでの「脱AKB」戦略には周囲も戸惑いを隠せないという。
「つい最近も、舞台『鈴木おさむ劇場 美幸 -アンコンディショナルラブ-』の公開稽古で報道陣の前に姿を現したのですが、“元エース”として、近く開催される『第8回AKB48選抜総選挙』の話題を振られると、『最近はテレビを観ないので』『8回目だから、そろそろダレてくるんじゃないですかねえ』とそっけないコメントをして、記者から不評を買っていました」(スポーツ紙記者)
グループを卒業した以上、女優として独り立ちし、早く「元AKB48」の冠を外したいという思いもわからないではないが、大島がかつてのエースであったことは紛れもない事実。そこまでAKBの話題を煙たがらなくてもいいような気もするが、事情に詳しい芸能関係者はこう明かす。
「大島本人というよりも、周囲のスタッフが過剰なまでにAKB色を消そうと躍起になっているようです。事実、大島はインタビューなどでAKBについての話題を振られても普通に話すし、嫌な顔はしません。ただ、周囲のスタッフが『AKBに関する質問は避けてください』と事前に注文したり、原稿チェックの段階で、AKBに関する質疑応答の部分を大幅にカットしたりするんですよ。この間の舞台の会見でも、大島の意思というよりもスタッフの指示で『総選挙』絡みの質問にはそっけない態度を示したんじゃないですかね。そもそも、このタイミングでマスコミの前に出たら総選挙のことを聞かれるのは当然の流れだし、“塩対応”はかえって不自然だと思うんですけどね」
周囲による過剰なまでの脱AKB48戦略は、裏を返せば大島がまだまだ「女優」として認められていないことへの焦りとも受け取れるが‥‥。
(しおさわ かつつね)