脱ぎの演技で困ったら…。そんな時は寺島しのぶ(43)にお任せあれ。映画、舞台とステージは変われど、寺島の妖艶な演技は健在。表現のためなら脱ぐのは当たり前。いつしか、そんな常識が業界に広がっているというが、最新舞台では、こちらの予想をさらに上回る官能艶技を魅せていた! 刺激が強すぎる女優魂あふれる演技を実況中継!
「乳首吸っていい?」
そう口にするや、欲望の赴くまま不倫相手となる若い男の両乳首を唇で味わい尽くした。チュパチュパと淫靡に吸引する音が響き渡り、男は喜悦の表情を浮かべながら全身を震わせる。
「勃った、勃った」
胸の突起物から唇を外した寺島は、まるで少女のような無邪気な声を上げるのだった──。
7月7日より公開された舞台「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーへブン」(シアターコクーン)で、妖艶女優がお得意のモードで挑んでいる。寺島は夫のことを思いながらも若いマネージャーと不倫に走ってしまう女優役を熱演。作・演出が松尾スズキで、主演は阿部サダヲ(46)という布陣だけに、終始笑いに満ちた舞台なのだが、女と愛に真剣に向き合う役柄の寺島が登場すると空気が変わる。
今年4月の舞台「禁断の裸体」(シアターコクーン)でも、「ノーパンストリップ」に加え、「駅弁ファック」までを満座の観客に見せつけた寺島だが、今回も「濡れ場はコメディにしたくない」と語るほど、女優魂に燃えていた。舞台関係者は言う。
「『禁断の裸体』よりヌルい演技では制作陣や観客に申し訳が立たないと考えているようで、コメディな舞台で映える濡れ場にこだわりながら練習していました」
その本領が発揮されるのが嬌声だという。ベッドでよつんばいにさせられた寺島は「発声がなっていないな」と不倫相手にののしられ、尻をはたかれる。すると、悲鳴が徐々に、
「アアアッ!」
と、ホール全体に響き渡る絶叫調に変化していく。
「『声だけで色っぽさを表現したい』と、練習した成果です」(前出・舞台関係者)
圧巻は舞台終盤。内戦で障害を負った男性から、情報の見返りに性処理を要求される。困惑する寺島だが、覚悟を決めると、
「やるわよ、あなたも大変なんですものね」
とつぶやき、男にまたがり自身のシャツの腕をまくる。だが、それだけでは、と露出サービスの不十分さに不満を漏らす男性に対し、意を決した寺島は舞台に背を向けるとシャツを脱ぎ捨て上半身裸に。ムダな肉のない背中がさらされると、客席からは感嘆の吐息が漏れる。そして、舞台袖で観覧していた記者の目には小ぶりながら均斉美を保ち、ツンと隆起したものが──。
寺島は手に乳液を付け、男性の下半身にかけた布の下に手を潜らせる。“ローション手コキ”は腰をくねらせながら激しく、まる出しオッパイは小刻みに揺れ続ける。寺島が手で慰めてくれることを聞きつけた近隣住民から「うちの子もヌイて」と行列ができ、“風俗嬢”へと早変わり。騒ぐ聴衆へ寺島は「一列に並ぶこと」と一喝し、ひたすらシコシコと続けるのだった。
「舞台裏では笑いながら『こうしたほうが男性は気持ちいいのかな?』と、手の動きを再現し、周囲の笑いをとっていました」(前出・舞台関係者)
サービス精神旺盛な熟女優の新たな挑戦から目が離せない。