群馬県のホテルで起こした事件で被害者と示談が成立し、不起訴処分となった高畑裕太に、仰天プランが浮上しているという。アメリカ留学を体験させ、英語力を含めてさまざまな社会勉強を積ませようというものだ。だがアメリカ在住歴のあるライターは、高畑にとって留学で得られるものはほとんどないと厳しい目を向ける。
「アメリカ留学では多くの場合、ろくに英語が身につかず、時間とお金を無駄にするだけ。西海岸では語学留学のクラスが日本人だらけということも珍しくなく、英語を話す機会がないまま日本人と一緒に遊び惚けてしまうケースがザラなのです。さらには日本では入手しづらい法律違反の薬物も、一部の州で解禁されていたりするので、悪い遊びを覚えてしまう連中が後を絶ちません」
こういった背景もあり、本気で英語を学びたい日本人留学生には中西部など日本人がいない地域を選ぶ人もいる。しかしほとんどの芸能人はロサンゼルスやニューヨークなど日本からの直行便がある都市に留学し、日本人だらけの環境に身を置いてしまうようだ。さらに前出のライターはこんな事情も指摘する。
「ミュージシャンなどの音楽経験者は耳が鍛えられており、英語の音声に慣れるスピードが早いと言われています。ロサンゼルスに留学していた赤西仁は通訳なしでインタビューを聞き取れる程度に上達しましたが、これも長年鍛えた耳のおかげでしょう。しかし高畑は楽器もできず、音楽経験もないことから、英語は単なるノイズにしか聞こえないはず。よっぽど本腰を入れて取り組まない限り、単なる長期旅行に終わってしまうでしょうね」
どうせならバックパッカーになって世界を放浪したほうがまだ、得られるところも大きそうだが、それだと息子を溺愛する母親が許してくれないのかもしれない。
(金田麻有)