AKB48の島崎遥香が10月3日、年内でのグループ卒業を発表した。
島崎は出演するCM「(バイト)卒業前編」でHKT48の宮脇咲良から、「ぱるるさん、辞めちゃうんですか?」と問い掛けられ、「ここでいろいろ経験して、やりたい夢がわかったの。だから辞めるんじゃなくて、卒業だよ」「次に進むことに決めた」とグループからの卒業を想像させる発言を口にしていた。
そして、やはりその予想は的中。新シリーズ「NEXTステージ編」が発表された同日のCM発表会の場で、「CMでもあるように、私自身も年内でAKB48の活動を終了します」と宣言したのだ。
さらに、この日の発表会で島崎が「ジブリの映画の声優さんをやるのが昔からの夢」と発言したことで、アンチからは「声優をなめるな」「声優になりたいなんて簡単に言うな」などと批判を集めることに。それに対して島崎本人が自身のツイッターで、「声優になると言った覚えはありません。それに、なると言ったところで簡単になれるような職業ではないです」とツイートするなど、ちょっとした騒ぎになっている。
スポーツ紙記者はこう語る。
「声優発言への批判はちょっとかわいそうですね。そもそもあの発言には伏線があって、島崎さんは司会者から『最近は女優としての評価も高まっているが?』と水を向けられて、『いえいえ、そんなことはなくて‥‥。女優一本で行きますとはここでは言えないんですけど、みなさんが応援してくださる以上は、いただいたお仕事を一生懸命やろうという前向きな気持ちはあります』と答えているんです。そのうえで、あえて希望を言えば、昔からの夢だったジブリの声優をやってみたいという主旨でコメントしたんですよ。そのへんの微妙なニュアンスがうまく伝わらず、アンチのやり玉にあげられることになってしまいました」
“塩対応”のイメージがとかく強い島崎だが、ダンス経験がほとんどない中でAKB48加入後、必死にダンスのレッスンに励んだり、実はかなりの努力家。
「くしくも指原莉乃さんが、卒業発表をした島崎さんの印象について、『こんなに努力や悩みが伝わらないコがいるんだなと。本当に不器用なコ』と語っていましたが、今回の声優発言を巡る騒動はまさにその典型と言えるんじゃないですかね」(前出・スポーツ紙記者)
不器用ながらも人気メンバーの一人として、AKB48の屋台骨を支えてきた島崎だけに、最後は笑顔で卒業の日を迎えてほしいものだ。
(しおさわ かつつね)