11月24日に第67回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表。欅坂46やRADWINPSらが初出場を果たすなか、海外で数々の賞に輝いているBABYMETALが落選したことには多くのファンが落胆、激怒しているようだ。この結果には音楽ライターも驚きを隠せないと話す。
「NHKは今年、BABYMETALを推していましたからね。4月4日には『BABYMETAL革命 ~少女たちは世界と戦う~』という特集番組を放送。深夜帯とはいえ特定のアーティストを地上波で特集するという力の入れ方に、この時点で紅白は内定だと思っていたファンも多かったのです。それがまさかの落選ですから、やはり紅白には業界の力関係が大きく影響しているのかもしれません」
そのBABYMETALはアミューズ所属だが、今年の顔ぶれを見るとアミューズからは4組が出演。福山雅治とPerfume、星野源、SEKAI NO OWARIというのは昨年とまったく一緒なのである。紅白では有力事務所に一定の枠が割り当てられているという噂が根強く、BABYMETALを出演させるなら誰か1組を落選させなければならない計算だ。
「さすがに福山とPerfumeは落とせないので、残るは星野源かセカオワとの入れ替えです。この場合にネックとなるのは、BABYMETALが今年、CDシングルを発売していないこと。海外で大人気の最新曲『KARATE』は配信シングルのみで、日本国内では流行ったとは言い難いのが現実。それに対して星野は『恋』が2位、セカオワは『Hey Ho』が3位のヒットとなっています。これでBABYMETALが出場したら、世界的人気にもかかわらず、ゴリ押しとの批判を受けたかもしれません」(前出・音楽ライター)
もっとも彼女たちの場合、紅白よりも海外の大会場で単独ライブを行うことのほうが、はるかに大きな勲章なのかもしれない。
(金田麻有)