保冷ケースから好きなものを… メニューの数は理論上“無限”
JR立花駅の北口から伸びる賑やかな立花商店街を折れて、少し進んだ住宅街にたたずむのが「釜谷」だ。
尼崎市内で30年の間、魚屋を営んでいた店主が今の場所に店を構えたのが、10年ほど前。当初は鮮魚を売る店だったのが、お酒を置いてほしいというお客さんのリクエストに応え、毎日違うものが食べたいという常連客のリクエストに応え、と続けていくうちにいつしか、やたらメニューの多い居酒屋になっていたという。
とはいえ、今もメインは魚。入り口左の保冷ケースから好きなものを取り、そのまま刺身で食べるもよし、店主にお好みの方法で調理してもらうもよし(別途、調理代が必要)。どんなオーダーにも柔軟に対応するため、メニューの数は理論上“無限”なのだという。ちなみに「オヤジのなめろう」は、80歳になる店主のお父様が毎日手作りする絶品。
また、見逃せないのが、洋食メニュー。300グラムの肉厚な「手ごねハンバーグ」がなんと390円で食べられるし、エビフライや手作りピザまである。A5ランク牛のカルビを使った贅沢なカレーが590円で、これも名物だとか。
開店から16時まではビールの大瓶が350円、それ以降は390円という、そこら辺の飲み屋が色あせるリーズナブルな価格も嬉しい。
■釜谷
住所:兵庫県尼崎市立花町4-2-4 電話:06-6438-7267 営業時間:13:00~22:30 定休日:日・月と、どうしてもやる気の出ない日