あの長州力(65)が美人妻をテレビで初お披露目した。妻への「30年愛」を全面にアピールするアツアツっぷりが話題を呼んだが、いや、この2人って‥‥。
「僕は毎日、(『愛している』という言葉を)言ってますから」
革命戦士が口元に笑みを浮かべながらのろけている。隣にいる妻・Aさんも何度も首を縦に振り、夫の愛を受け止めた。
1月15日放送の「行列のできる法律相談所3時間SP」(日本テレビ系)で、夫婦は87年の結婚以来30年ぶりとされるデートを都内遊園地で満喫していた。
デート終盤、Aさんが
「光雄さん(長州の本名)へ、愛しています。一緒に過ごす毎日がとても心地よく幸せです」
と手紙を読み上げると、感極まった長州はAさんの両頬を押さえ、路上で唇を奪ったのだった。
お茶の間にも感動を誘う映像だが、どうにも違和感を覚えた。
「(長州とは)10年も別居している」
「離婚しかありえない」
東京・大田区にある居酒屋「B」で、数年前から幾度となくAさん本人がそう口にしていたからだ。
実際、Aさんは11年に「週刊文春」で、長州との夫婦生活が崩壊していることを実名で告発。「打撲や剥離骨折は日常茶飯事です」と、10年間にわたるDV(家庭内暴力)の内情などを明かしていたものだ。程なく自宅までも追い出されたAさんが困窮の末に、看板女将として働いていた店が前出の「B」だったのである。Aさんが店で働くようになったきっかけは、知り合いに連れられ、お客さんとして来店したこと。悩み事を店主が親身に聞き続けた結果だった。
かつて店でAさんから長州に対する愚痴を聞き、一昨年には離婚について「話がまとまった」との報告も受けていた。そして長州とのゴタゴタが解決していく中で、Aさんが店主に向ける信頼は愛情へと変わってもいたのだ。2人の様子を見れば、落ち着いたらAさんが店主と一緒になるのは疑う余地もなかったが、「長州力の妻」としてテレビに登場したからあっけらかん。事情を確認するため「B」を訪ねると、当初は詳細を語りたがらなかった店主がふとこう漏らした。
「離婚に向けては何年も協力してきました」
店主は目頭を手で覆いながら言葉を続けた。
「私自身も『一緒になろう』という考えがありました。実家の家族にも紹介していた。Aさんからもそういう意思があることを聞いていました。(関係が終わったのは)昨年の9月ですかね。『私は偉大な人がいいの』と言われたことが別れの言葉だったのか‥‥」
それ以降も2人はラインで連絡を取り合っていたというが、それも今回の「行列──」の放送直前が最後になった。店主が時折、言葉を詰まらせながら語る。
「番宣を見たお客さんからAが『長州力の妻』として出演することを聞いたので、真偽を確かめるため連絡したんです。すると『私はもう長州と(ヨリを戻すことで)腹くくったから』と告げられてしまいました。これが最後の言葉です。すでに連絡先も消しました。これで勘弁してください」
長州のマネージャーがコトの顛末を語る。
──離婚は成立されていますよね?
「14年から離婚調停を続けていました。15年12月に離婚が成立したのは事実です」
──離婚原因は長州さんのDVですか?
「過去の報道同様、長州本人があらためて否定しているため事実無根です」
──今回“夫婦”としてテレビに出演したのは?
「離婚成立後、しばらくして再度2人がともに暮らすようになりました。一方、長州が日本国籍の取得を希望していたため、そちらの手続きを優先しておりました。昨年12月に帰化申請が承認されたので、あらためて入籍する予定です。これも一つの夫婦の形だと思いますので、あらためて温かく見守っていただけたら幸いです」
現実はプロレスよりも劇的な展開を見せるのだった。