スポーツ

武豊も大ショック!?世界ランキングで「ジャパンカップ」の価値が大暴落

20170128take

 日本の中央競馬から「ジャパンカップ」が消える。そんな空気が漂ってきた。

 IFHA(国際競馬統括機関連盟)が世界のGIレース「トップ100」の最新ランキングを発表。日本でもおなじみ、フランスで行われる「凱旋門賞」が2015年の1位から7位にランクダウンするなど驚きの結果となったが、それ以上に関係者の顔を曇らせたのが、日本馬が世界と闘うと謳われ、毎年11月末に親しまれてきた「ジャパンカップ(以下=JC)」が28位まで降格したという事実だ。加えて、13位の「有馬記念」から数えて、日本のレースの中でも6番目という低評価になってしまったことも衝撃のはずだが、関係者や熱心なファンの間では「当然だろう」というあきらめの声が多いという。

「わかってはいたが、現実を叩きつけられたということ。今回からこのランキングは単年ごとのレースレーティングで順位付けされたことも大きいが、つまり、出走馬の“レベル”が顕著に出ることになった。JCは日本VS世界というテーマで設けられ、かつては凱旋賞馬やアメリカ最強馬などレーティングの高い馬も来日。90年代の競馬ブームで最も盛り上がったレースといってもよかったが、オセアニアなど海外からの輸送ルートの変更や、凱旋門賞やブリーダーズカップから間もない日程、また12月にさらに賞金の高い香港のGIデーが隆盛を極めたことで、JCは10年前あたりから世界的には完全な“出がらしレース”という位置づけになっていた。近年はたいして強くない外国馬が3~4頭出るのがせいぜいで、今や日本の最強馬がJCに見向きもせず香港へ行くことを考えれば(昨年でいえばモーリス)、このランキングも致し方なしでしょう」(競馬担当記者)

 昨年、JCを勝ったのは歌手の北島三郎所有で有名となったキタサンブラック。その背にまたがっていたのは世界の武豊だ。

「昨年は天皇賞・春とJCを勝ったキタサンが年度代表馬になりました。日本のGIも勝ち、香港では2度も圧勝したモーリスではないかという声が多かったが、キタサンは1年間国内を盛り上げたというご褒美もあったのでしょう。しかし、JCにここまで価値がなくなると、JC馬=最強馬ではないのも事実。もはや、ゲート(出走頭数)を埋めるのも四苦八苦のただの錆びきったGIという現実を受け入れ、日程や条件なども再構築していかないと、JCがなくなる日は近いという声は少なくない」(前出・競馬担当記者)

 久々にJCを制した武豊もこのレース価値の急落はショックだろう。世界的に“古いGI”と揶揄されていた凱旋門賞も1位から急降下という現実を見ると、JCには一刻も早い対策が必要となりそうだ。

(佐々木たける)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」