2月6日に記者会見を開き、次の衆院選に日本維新の会公認で千葉1区から出馬する意向を示したのは、フリーアナウンサーの長谷川豊である。
会見で長谷川は、昨年9月にブログに記して大炎上した「人工透析患者を殺せ」発言を改めて謝罪。フジテレビを退社するきっかけとなった2012年の「横領疑惑」についても釈明した。
政治家転身を決意した長谷川に対し、ネット上では賛否の意見が入り乱れているが、当選までの道のりは極めて険しそうだ。
「彼はとんでもない差別主義者。透析患者に対する本音をブログに書いたわけで、謝ったところで許せる理屈がない。なんとしても落とさせますよ」
鼻息荒くこう語るのは、昨今の「反差別デモ」に参加しているという千葉県在住の活動家男性である。
「長谷川には知名度と発信力があるので当選してしまいかねない。後々後悔しないよう、デモ仲間内で『これまでに例のないスケールで長谷川の“落選運動”をしよう』という話があるんですよ」
果たして、前代未聞の落選運動とはどんなものなのか。
「2月半ばにも千葉県内で辻立ち(街頭演説)を始めるらしいですが、そのつど、有志が現場に赴いて聴衆に『長谷川豊の過去の問題発言』をまとめた冊子を配るんです。そうして彼が演説する先々で落選運動を繰り返す。千葉県だけでなく全国から協力者が集まっているので、ネット上でも反・長谷川の声は高まり続けていくでしょう」(前出・活動家)
「舌禍アナ」の声は有権者まで届くのか。
(白川健一)