かつての天才子役から、司会者として再ブレイクを果たしたのが坂上だ。
「『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の後番組としてスタートし、酷評された『バイキング』を立て直したことで高い評価を得た。最初は金曜日担当だったが、月~金のメイン司会に。番組内容も、昼から論争するスタイルに変更して大成功。あくまで視聴者目線に立って、ズバズバ核心をつく姿勢がウケ、同時間帯トップの『ひるおび!』(TBS)に迫る勢い。軒並み視聴率が低迷しているフジテレビで、数少ない明るい話題です」(芸能デスク)
4月からは古舘伊知郎(62)、千原ジュニア(42)とのトーク番組が決定し、レギュラーは計8本に増量。さぞや荒稼ぎをしているのでは──と思うが、ある番組関係者が耳打ちする。
「本人は今もメインの仕事は俳優だと思っており、俳優枠の坂上のギャラは1本当たり30万円台。『バイキング』に月~金で出演しても、週150万と破格です。とはいえ、『引き受けたからには全力で役目を果たすのが筋』と本気で取り組んでいる。番組では芸能ニュースばかりでなく政治・経済についても取り上げることが多い。東京湾を一望できる広大な自宅で11匹の愛犬と暮らしていますが、毎日、新聞や書籍を読み込むなど勉強してから番組に臨んでいる。もっとも、その努力を決して人には見せようとしませんが」
役者、司会者どころか、今や芸能界のご意見番としてもコメントを求められる、八面六臂の活躍ぶりだ。
「経験を生かし、子役劇団を主宰しています。名前だけ貸して、稽古は演出家に委ねる有名人主宰劇団が多い中、坂上は1週間に1回は子供たちを指導。『やる気のないやつは帰れ!』と、激アツの稽古を直接受けられることが話題となり、立ち上げから8年で150人を超える子供が所属している。テレビで坂上の顔が出るほど、劇団の宣伝になり、入団希望者が殺到。入団金・月謝が集まるのですから、ウハウハが止まらないはず」(前出・芸能デスク)
生き馬の目を抜く芸能界で生き残るのははたして誰か。山田氏がうがつ。
「かつてズバズバ発言する女性がブームになりましたが、やはり好き嫌いでものを言うオバさんは短命に終わりました。その点、新ビッグ3には愛があります。坂上さんは画面上ではババア呼ばわりしながらも、出演者全員に気を遣う社会性がある。有吉さんの失礼なアダ名も、相手を観察していないとつけられません。マツコさんは数年前に『今年も生き残ってたらホメてね』と言ってましたけど、まだまだいけるハズです」
甘口のゆとり時代に、辛口本音を貫く「新ビッグ3」の賞味期限は当分切れそうにない。