人生には上り坂、下り坂、そして「まさか」があると言い放ったのが小泉純一郎元総理。まさにほんの5年間で、この3人がテレビ界のトップに君臨するとは、まさか思わなかった! 坂上忍、有吉弘行、マツコ・デラックス、合わせて計25本のレギュラー番組を持つテレビ界「新ビッグ3」を全比較する!
テレビ界では早くも春の風物詩、「改編期」のシーズン到来だ。芸能デスクが説明する。
「新番組がスタートすれば終了する番組もあり、出演するタレントの立場からすれば首筋が寒くなる時期です。とはいえ、この3人について人気は揺るがない。ばかりか、もはやこの3人なくしては今のバラエティ番組は回せないほどです。レギュラー番組の合間を縫って特番にも出演するなど、引っ張りダコ状態です」
「この3人」とは、有吉弘行(42)、マツコ・デラックス(44)、坂上忍(49)のこと。それぞれ10本、8本、7本、計25本のレギュラー番組を掛け持ちし、テレビで見ない日はないほどだ。
「人気の秘密は歯に衣着せぬ毒舌ぶりにある」と言うのは放送作家でコラムニストの山田美保子氏。
「3人ともハッキリものを言っても、多くの視聴者は納得してしまうパワーを持っています。しかも、それぞれのコメントを聞いていると、感情のままに暴言を吐いているのではなく、周囲への気遣いが感じられる。ただの言いっ放しだけならば、ここまでの支持はされませんよ」
愛ある毒が人気を支える秘訣のようだが、以下、実際の収録現場での様子などをもとに3人を比べていこう。まずはマツコについて深夜番組スタッフが明かす。
「正直、現場のスタッフは全員ビビッています。マツコさんはテレビにありがちなヤラセっぽい演出を嫌うので、気になることがあると『もー、ちょっとこーゆーのやめてよ』とビシッとひと言で叱責するのです。これが、あまりに正論すぎて誰も文句が言えません」
しかも番組プロデューサーだろうが相手によって態度を変えないため、現場スタッフからの評価は高い。
「合間に下っ端のADを見つけ、『カワイイわねェ』と転がしたりすることもあり、現場はなごんでいます。マツコさんは収録が終わっても楽屋から帰ろうとしないので、『打ち合わせ“女王”』として有名。番組スタッフと『これでは他の番組と同じになっちゃうワョ』など、長々と意見を交換しています。ハリウッドのセレブ芸能人のように注文が多いため、一部では『和製キャメロン・ディアス』の異名がついているほどです」(前出・深夜番組スタッフ)
外見ばかりか、中身も外タレ並みにデラックス!
「テレビで人気がブレイクする以前に、ラジオ番組で『マツコがおもしろい』と言ったら、のちのちご本人から丁寧なお礼状が届きました。なんでも、自分をおもしろいと言ってくれた、初めてのまともな人が私だったそうです。実は気遣いの人なんだと思います」(前出・山田氏)
その気配りもこれまたデラックス。