いずれも30年以上の芸歴を誇る鈴木京香(51)と沢口靖子(54)。その衰えぬ美貌で、これまで多くの作品に花を添えてきたが、2人の名がそろってクレジットされたのは89年公開の「ゴジラVSビオランテ」(東宝)のみ。以降、2人が同じカメラフレームに収まることはなかった。
芸能関係者が両者の「断絶」を明かす。
「2人とも年齢が近く、おまけに独身。同世代の女性からの支持が厚いことで知られていますが、キャラクターが似ているので、CMやドラマのキャスティング会議で一緒に名前があがることが珍しくありませんでした。特に90年代後半から2人とも捜査モノのドラマで主演を演じる機会が増え、おたがいをライバル視するようになったんです」
カネボウの水着キャンペーンガールから女優へ転身した鈴木。そして第1回東宝シンデレラオーディショングランプリ獲得をきっかけに芸能界入りした沢口。人気女優になるまでの道筋は大きく異なるが、ある共通点があるという。
「2人ともNHKの朝ドラでドラマ初主演を飾っているんです。沢口は『澪つくし』(85年)で最高視聴率55.3%、平均44.3%を記録したのに対して、鈴木の『君の名は』(91年)は平均29.1%と、当時の朝ドラ史上最低の視聴率を更新してしまったんです」(前出・芸能関係者)
朝ドラでブレイクした沢口は順調にキャリアを積み、99年にスタートした「科捜研の女」(テレビ朝日系)など長寿シリーズのヒロインに。一方の鈴木も90年代後半には「お礼は見てのお帰り ナニワのべっぴん刑事シリーズ」(関西テレビ)や「きらきらひかる」(フジ系)などで沢口の主戦場である刑事ドラマへの進出を果たす。
「確かに、キャスティング会議で鈴木と沢口の名前が頻繁に出たものです」(ディレクター)
そんなふうに、両者の緊張が高まる中で、鈴木がごく親しいドラマ関係者の前で、沢口について漏らした「衝撃の一言」があった──。
9月17日発売の「週刊アサヒ芸能」9月26日号では20年にわたる2人の確執をはじめ、その他、人気タレントたちの共演NGの深いワケに切り込んでいる。