2017年春、日本と海外で2人の男が引退宣言した。
1人目はプロレスラーの大仁田厚だ。大仁田は5月10日に会見を開き、10月31日の後楽園ホールを最後に引退すると宣言した。長年の激しいバトルで肉体はボロボロ、これまでに1499針も縫っている。大仁田は会見で「2度とファイトするつもりはない。帰ってきません」と宣言した。
もう1人は、フランスの俳優アラン・ドロン。映画「太陽がいっぱい」で知られる元祖二枚目俳優は現在81歳。今も俳優として活躍しているが、映画と舞台をそれぞれ1つずつこなした後、引退すると宣言した。
「この2人が注目されている理由はともに、引退宣言しながら撤回した過去があるからです(笑)。アラン・ドロンは00年に引退しましたが、その後復帰。大仁田は、6回も引退し、今回が7回目(笑)。そんな始末ですから、2人とも今回の引退宣言も疑問視されているわけです。本当に引退するのはどちらかと、ネットでは激しい論争が起きています」(週刊誌記者)
面白いのは2人とも「今回で本当に引退」を強調していること。アラン・ドロンは次回作について「最後の映画だ」と話しており、大仁田も「プロレスラーに二言はない。どの口が言っていると言われるかもしれないけれど‥‥」と語っている。
「年齢を考えると、二人とも今度こそ本当に引退するかもしれません。とはいえまだまだ続けてほしい、という声がファンから上がっていますから、二人ともあっさり撤回するかもしれませんよ」(前出・週刊誌記者)
もっとも、かなり時間がたってから引退撤回する場合も考えれば、この論争には終わりがないのでは!?