ロングの黒髪に透き通るような白い肌、無垢な少女から奔放な悪女までを多彩に演じ分け、男心をワシづかみにする。円熟期を迎えた三十路女優・蒼井優(31)が、ついにこれまで未開拓だった激しい濡れ場を解禁する! 怒濤のベッドシーンが満載の本編を先行ロードショーしよう。
映画関係者が公開前の極秘情報を打ち明ける。
「蒼井優が史上最低のゲス不貞女を演じています。映画は沼田まほかる氏の原作で、『彼女がその名を知らない鳥たち』(クロックワークス)。メガホンを取るのは『凶悪』(日活)、『日本で一番悪い奴ら』(東映、日活)などドス黒い社会派ドラマを描くことで定評のある白石和彌監督です。監督自身がこの汚れたヒロインを演じられるのは蒼井しかいないとホレ込み、白羽の矢が立った」
蒼井といえば、出世作となった「フラガール」(シネカノン)での清純な田舎娘、現在公開中の「家族はつらいよ2」(松竹)の貞淑な妻など清楚な印象が強いのだが‥‥。
「アラサーとなってからはこれまで見せなかった妖艶な役どころにも徐々に挑戦しています。昨年公開された『オーバー・フェンス』(TCエンタテインメント)では函館の“ヤリマン”キャバ嬢役に体当たり。東京からUターン帰省した男との濡れ場では全裸になってスレンダーなお尻まる出しでシッポリ艶技を披露しています」(映画ライター)
今回の役柄は、過去に妻子あるイケメン男にしゃぶり尽くされ、最後は捨てられてしまう、いわゆる“都合のいい女”。好きでもない中年男・阿部サダヲ(47)と事実婚状態にありながら、それでも昔の男とのセックスが忘れられず、未練たらたら惰性で日々を過ごすヒモ女だ。
まずは、このさえない中年男を相手に欲求不満を解消するシーンから──。
原作を再現してみると、このようになる。
「寝られへん。体揉んで」
夜更け、ふだんは彼女が体に触られるのすら拒否する男を呼び寄せると、ベッドでマッサージを命じる。パジャマ姿で全身を揉みほぐされるうちに、ついには快感の声を漏らすのだ。
「どないしたん、今日はしたいんか?」
男に本心を見破られ、
「‥‥脱がして」
と、みずから志願。下着を全て剥ぎ取られ、うつ伏せ状態に寝転がると太腿から背中までを丁寧に揉みほぐされる。いちばん触れてほしい局部を素通りする男のじらしテクに体は敏感に研ぎ澄まされていくのだ。あおむけになると、ようやく乳首をじんわり摘まれる。続いて、陰部をまさぐられ‥‥。もはや、淫夢の中で身悶え、動物のようなアエギ声を上げるのだ。