史上最年少のプロ棋士、藤井聡太四段が6月17日の対局で勝利し、神谷広志八段が持つ公式戦連勝記録の「28」に王手をかけた。
「公式グッズとして売り出した扇子やクリアファイルは即完売するほどの人気です。また、東京の将棋会館で対局中によく出前を頼むという中華料理屋にファンが殺到し、好物と言われるチャーシュー麺はいつも品切れ状態と聞いています」(将棋ライター)
将棋界に突如現れたスーパー中学生。非公式戦ながらAbemaTV主催の「炎の七番勝負」で羽生善治三冠と対局して勝利を収めたのは記憶に新しい。こうした藤井フィーバーも、大人顔負けの実力あってのものだろう。
「プロ棋士も加わる詰将棋解答選手権チャンピオン戦で小6から3連覇。飛車角落ちのハンディ戦ではありますが、小2の時にプロ棋士とガチンコ対戦して勝利したこともあります」(前出・将棋ライター)
「第30期竜王戦6組」で藤井四段に苦杯をなめた、詰将棋の名手で知られる浦野真彦八段もこう舌を巻く。
「デビュー後、戦った相手のよさを吸収しているかのように、どんどん強くなっている印象があります。成長の度合いが本当にすごい。彼に関しては何が起こっても驚きません」
6月20日発売の「週刊アサヒ芸能」(6月29日号)では、浦野八段が竜王戦で藤井四段が放った閃光のような「神手」を振り返っているほか、ゆかりのプロ棋士や、愛棋家と知られるつるの剛士と森本レオが規格外の強さを徹底分析。
“早熟の天才”藤井四段の強さの秘密とは──。記事を読めば、にわかファンでもそのスゴさが理解できるはずだ。