6月14日のソフトバンク戦で山口俊、マシソン、カミネロが継投によるノーヒットノーランを記念して、読売巨人軍が「メモリアルTシャツ」を6月20日から販売した。
「継投でのノーヒットノーランは史上4度目。セリーグでは初めてとなる偉大な記録です。Tシャツは黒で表は3選手のイラストが、裏には試合のスコアが記されています。なかなかカッコイイTシャツですね」(週刊誌スポーツ担当記者)
ジャイアンツファンならぜひ持っておきたいアイテムだが、発売と同時に「あっちの記録はTシャツにしないのか?」という意地悪なツッコミが寄せられている。あっちとはもちろん球団史上ワースト記録となる「13連敗」だ。「セリーグ初の継投ノーノーより球団初の13連敗のほうがすごい記録なのに」「他球団のファンがこぞって買うので儲かるかも」といった声も少なくない。
「ほとんどは他球団のファンのあてこすりですが『悪い記録こそ心に刻んでおくものではないか』という意見には思わず納得してしまいます。徳川家康は三方ヶ原の戦いで武田軍に惨敗し、恐怖のあまり“お漏らし”して逃走しました。その時、家康は屈辱を忘れぬよう、あえてしかめっ面の自分の絵を描かせたと言われています。そのぶざまな自分の絵を見て気持ちを引き締めたとされています。巨人は家康を見習うべきなのかもしれません」(前出・週刊誌スポーツ担当記者)
自ら恥をさらし、厳しく自分を律した家康は誰もが知るように天下統一を果たした。巨人は歴史に学ぶことはできるだろうか。