俳優で司会者の坂上忍が、「あいつ今何してる?」(テレビ朝日系)に出演。中学時代の同級生の今の幸せそうな生活に「僕にないものをすべて持ってる」と語った。また、同級生からのコメントVTRに涙する場面もあった。
「同番組は、有名人の同級生が今何をしているのかを追跡するドキュメントバラエティ。2015年に深夜枠からスタートし、2016年4月から同局系の『ナニコレ珍百景』の後を受けてゴールデンに進出しました。これまでに佐々木蔵之介や志村けん、堀江貴文など100名以上のタレントが登場。気になっていた同級生との秘話を披露するとともに、同級生の現在をスタッフが総力取材。タレント顔負けの驚きの人生も楽しめるとあって人気です」(芸能ライター)
この日は坂上忍が、東京・杉並区の中学校時代に仲の良かった同級生のエピソードを披露。当時子役で有名だった坂上が不良グループに目をつけられ、襲われそうになった時もそばにいたり、授業を抜け出してトイレに行ったりと、何かと気が合ったという。
番組では34年後のその同級生を捜索すると、長野県の南木曽(なぎそ)という村で、寿司飯の桶や木の風呂を作る職人になっていた。もともとは早稲田大学を卒業後、システムエンジニアとして活躍していたが、より人間の生活に直結するものに触れたいとエリート人生を自ら捨て、家族で田舎に転居したのだという。
大学時代のスキーサークルで知り合った夫人と結婚。その後子ども4人をもうけ、さらには自然あふれる中、幸せそうに暮らす同級生の姿を見た坂上は、「典型的な幸せな家族だな」「僕にないものをすべて持ってましたね」と完敗。
「さらに同級生が中学の卒業式前日、坂上にサインをねだったら快諾してくれたといいます。実はその同級生は今でも『家宝』として大事に持っていることがわかり、坂上も感動を新たにしていました」(前出・芸能ライター)
そして同級生から、「君の思い出の中に僕の存在があったことをうれしく思います。(中略)たまには信州・南木曽に来ておいしい水と空気を味わってください。待ってます」とメッセージVTRが流れると、「嬉しいですね。覚えていてくれているというのは」と涙していた…。
(魚住新司)