人気芸人たちが即興芸のナンバーワンを競うバラエティ番組「笑いの勇者」(フジテレビ系)が8月12日に放送され、その内容に視聴者から「苦情」が殺到したという。番組について、テレビ誌の記者が説明する。
「『笑いの勇者』は制作側から出題されたシチュエーションの中で、芸人がどれだけ即興で笑いを生み出すことができるかを競い合う番組です。今回はロバートの秋山竜次、麒麟の川島明、ケンドーコバヤシらが出演し、川島が優勝しました。今回が2回目のこの番組は初のプライムタイムでの放送となり、視聴率次第では今後、フジの看板バラエティ番組になる可能性もあるでしょう」
フジテレビでは「IPPONグランプリ」に続く番組に育てたい意気込みのようだ。ところが、今回の放送2回目にして、早くも“大失策”を犯してしまったようなのだ。
「今回用意されたシチュエーションは『お葬式にて、一家の主を亡くし悲しみにくれる遺族を大激怒させたお坊さん』というもの。お坊さん役の芸人たちは遺族や棺桶に入っているご遺体をイジって不謹慎行為を繰り返したのです。これには不快感を抱く視聴者が続出し、『フジのセンスはおかしい』とネット上などで視聴者からの批判が殺到したのです」(前出・テレビ誌記者)
よりによってお盆の時期に、お葬式を笑う内容を放送したフジテレビ。日本の伝統をないがしろにする姿勢には、かつての「ウジテレビ」との非難が再燃する恐れもありそうだ。