社会

西武・森慎二コーチ急死で注目された若年世代「多臓器不全」、回避法はある?

 プロ野球西武ライオンズの森慎二投手コーチが今年6月28日に42歳の若さで急死した。死因は多臓器不全といい、生存率が極端に低い怖い病。対処法はないのだろうか。

 森氏は試合前に球場入りした後、体調不良を訴え病院へ行きそのまま入院。そして帰らぬ人となった。死因の多臓器不全とは「生命維持に必要不可欠な臓器および系のうち、複数(二つ以上)が同時にあるいは次々に機能不全に陥った致命的な病態」(日本大百科全書)を言う。つまり脳、肺、心臓、肝臓、腎臓の2つ以上の機能が不完全になった場合を言う。そして普通は「ガンの末期や、老衰で今日明日がヤマ」という時に起きる。森コーチの若さでは考えづらく、原因は当初、“感染症”“外傷”“低血圧”など様々考えられていたが、その後の検査で、死因は溶連菌による敗血症と判明。溶連菌に感染すると、発疹や発熱などの症状が出るが、抗生物質で比較的簡単に治癒するが、中には強い毒性があり、感染後急速に増殖する「劇症型」があり、これが血液に乗って全身に回り多臓器不全を引き起こしたとみられる。

 こうした外因のほかにも前述のように、若くとも多臓器不全にいたる様々な原因があるが、死亡率は非常に高い。

「治療後の生存確率は0~15%。3つ以上の臓器に異常が見つかった場合は0%」(江田クリニック・江田正院長)

 では、対処法はまったくないのだろうか。東洋医学に詳しい三上藤雄整体師が言う。

「端的に言えば、東洋医学でいう腎(じん=生命力の源)の機能の低下、つまり免疫力の低下が根底にあるので、腎を強化し、代謝を高め免疫力をアップすると良いですね」

 その方法のひとつが免疫力を高めるツボに刺激を与えるのだという。

「鎖骨と胸骨の角にあるくぼみが兪府(ゆふ)というツボ。身体のダルさを解消しながら溜まったストレスも和らげてくれます。息を吐きながら、片方のツボに親指を、もう片方のツボには他の4本の指をあて、痛気持ちいいくらいの強さで10回程度押す。またみぞおちとへその中間にある中かんというツボも代謝を高める。ここには温熱刺激を与えることで効果があります。カイロやドライヤーを使って温めたり休んだりを繰り返してやるといいですね」

(前出・三上氏)

 即効性があり、体調が良くなるのが実感できるという。

(谷川渓)

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