激混みの電車内で座れるかどうかは死活問題。その日の仕事のはかどり具合にまでかかわってくるのかも知れない!?
そんな事情を反映してか、200人の男性サラリーマンにアンケートを実施すると、74%(148人)もの人が、座るための「自己流テクニック」があると回答。
他には「意地でも立っている」(36歳・事務)、「ガラ空きじゃない限り、自分が座るくらいなら人に譲る」(42歳・SE)、「座ることに囚われないようにしたら、気持ちがすごくラクになった」(39歳・出版)と、達観したご意見もあるのだが……それでも座りたいのが人情。巧みな自己流テクをご紹介しよう。
■JR埼京線:日進⇒池袋
沿線の特質なのか、スーツの人より私服の年配者のほうが早く降りる傾向があると思います。座りたいときは、人をかき分けて、意地でもそういう人の前にポジション取りをします。(31歳・情報システム)
■JR総武線:下総中山⇒秋葉原
次の本八幡駅での都営新宿線乗り換えがあるので、階段に近い4号車の1番目のドアか、7号車の3番目のドアが一番近いので、そのあたりに陣取れば座れることがある。座れなくても比較的ゆったりできるので、立っていて圧迫感がない。(32歳・不動産)
■京王線:国領⇒八幡山
毎日、同時刻、同時間に同じドアから乗ると、必ず座っていて、つつじヶ丘で降りる(急行に乗り換える)人がいる。その人の前にできるだけ立つようにしている。(25歳・機械メーカーデザイナー)
■東急田園都市線(半蔵門線直通):青葉台⇒永田町
永田町からの丸ノ内線乗り換えに備え、いちばん後ろの車両へ。端だけあってわりと空いているし、オバちゃんの集団がいると二子玉川駅で降りる可能性が高いので、その前へ。(33歳・映像編集)
■都営三田線:志村三丁目⇒神保町
隣の志村坂上には工場があるので、そこで降りそうな作業着系の人の前に立つ。また、板橋本町、巣鴨には高校があるので、通学の学生を狙い撃ちすると座れる可能性が高い。(35歳・生命保険営業)
いかがだろう。市井の人々の「電車で座るテクニック」。同じ沿線を利用しているなら、ぜひご参考に。