一言多いことでおなじみのお笑いコンビ・おぎやはぎが、11月16日放送「おぎやはぎのメガネびいき」(TBSラジオ)で、言わなくてもいいことを連発し、ベテランの越権行為として、お笑いファンのヒンシュクを買っている。
おぎやはぎは、「M-1グランプリ2017」の準決勝で敗退したベテラン勢の南海キャンディーズやハライチについて言及。矢作兼は「イヤだもん。敗者復活で、南海キャンディーズってなったら、イヤだもん。だって。ズコッてなっちゃう」と話し、その理由を「敗者復活は、敗者復活らしいさ、若手が来ないとな」と説明した。それだけならまだしも、笑いながら「これは本当に申し訳ない、山ちゃん。敗者復活には出ないで欲しい」と南キャンを名指し、メンバーの山里亮太に“直訴”したのだ。
「敗者復活戦は1組が選出され、決勝戦に出場しますが、選出方法は投票です。いわば人気投票的な部分があって、南キャンは知名度も高いし、人気もあるから、ひょっとしたら選ばれるかもしれませんね。ファンの後押しということなので、選ばれた場合、断る理由は何もなく、胸を張って出ればいいだけです。ところが、おぎやはぎの小木博明は、『山ちゃん、ごめんね』と謝りながらも、はっきりと(南キャンが出場したら)『ブーッだよ。ブーイング、ブーイング』とダメ出ししていたわけですからね。ご意見番のつもりかもしれないが、よけいなお世話としか言いようがありませんよ」(芸能ライター)
おぎやはぎは、所属事務所である「プロダクション人力舎」の後輩芸人に、「後進に道を譲れ」と諭しているのではない。人力舎所属の芸人が業界老舗の吉本芸人に出場辞退を迫ったのだ。あくまで冗談めかして言っているが、案外コトは重大かも。だとすれば、投げた石はデカい。筆者としては、波紋の広がりが大いに心配される。
(塩勢知央)