島田明宏

スポーツ

天才・武豊「ダービー直前」独占インタビュー(5)「アドマイヤベガの時に近い感覚で楽しみです」

皐月賞で惨敗したあとダービーで巻き返した彼の騎乗馬というと、09年、2番人気に支持された皐月賞で13着に終わりながら、ダービーで2着と健闘したリーチザクラウンが思い出される。感覚的にはあの時のようなものなのか。「いや、ちょっと違いますね。ダ…

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スポーツ

天才・武豊「ダービー直前」独占インタビュー(4)「皐月賞は全力を出してないから失望はない!」

次走、4月20日の皐月賞で、トーセンスターダムは単勝5.4倍の3番人気に支持された。「いろいろなことが初体験でしたね。関東への輸送、多頭数の競馬、そして、悪化した馬場」速いスタートを切ったスターダムは、好位の5番手につけてレースを進めた。「…

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スポーツ

天才・武豊「ダービー直前」独占インタビュー(3)「勝つのはさすがだけどもうワンパンチ欲しい」

2戦目は、新馬戦のひと月後の11月23日、京都芝2000メートルで行われた京都2歳ステークスだった。前走は直線の長い外回りだったが、今度は内回り。コース形態が異なるここでも、スターダムは前をきっちり差し切った。「1回使って状態がよくなってい…

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スポーツ

天才・武豊「ダービー直前」独占インタビュー(2)「一戦一戦課題をクリアして最終戦がダービー」

武が初めてトーセンスターダムにまたがったのは、昨年秋の新馬戦に向けた最終追い切りだった。「急きょ騎乗依頼があったんですけど、セレクトセールで2億5000万円の値がついて話題になった馬ですから、プロフィールは知っていました」乗り味はどうだった…

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スポーツ

天才・武豊「ダービー直前」独占インタビュー(1)「当初は“外国人騎手”を起用する予定だった!」

僕は帰ってきました──14万人のユタカコールが鳴り響いた5度目のダービー制覇から1年がたった。今年はトーセンスターダムとのコンビで連覇に臨むわけだが、前走の皐月賞では11着に惨敗。その時、武豊騎手は何を思ったのか。20年来の“心友”で作家の…

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特集

20年来の“心友”が明かす 天才・武豊「屈辱からの逆襲」(6)

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「ダービーを特別視しすぎてはいけない。3歳春に行われるオープン戦のひとつだ。でも、やっぱりダービーはほかのレースとは違う、という『両構え』で臨むのが一番いいと思う」こう話していた彼は、翌99年、アドマイヤベガで第66回日本ダービーを勝ち、史…

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特集

20年来の“心友”が明かす 天才・武豊「屈辱からの逆襲」(5)

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そんなとき、彼は一頭の駿馬に出会う。ダンスインザダークである。故郷の社台ファームにいた2歳時、初めて跨った武は、遠かったダービーのゴールが一気に近づいてきたのを感じた。96年6月2日の第63回日本ダービー。ダンスインザダークは単勝2.3倍の…

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特集

20年来の“心友”が明かす 天才・武豊「屈辱からの逆襲」(4)

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武豊騎手と20年来の“心友”である作家・島田明宏氏が書き下ろした「誰も書かなかった武豊決断」が大反響を得ている。本書には数多くの「心の葛藤」が描かれているのだが、ダービーもその一つ。昨年、キズナで5度目の栄冠に輝いたものの、そこに至るまでは…

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特集

20年来の“心友”が明かす 天才・武豊「屈辱からの逆襲」(3)

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逆に、リーディング上位騎手の騎乗馬を見ると、「もし、これに武が乗ったら、また200勝するだろうな」とつくづく思う。が、現実にはそうなっていない。「いい騎手がいい馬に乗る」のではなく「いい馬に乗るのがいい騎手」だからだ。怪我の痛みのためパフォ…

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特集

20年来の“心友”が明かす 天才・武豊「屈辱からの逆襲」(2)

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武とキズナのコンビ初戦となったラジオNIKKEI杯2歳Sは3着、次走の弥生賞は5着と、なかなか結果が出なかった。初戦は馬が完成途上だったので力を出せなかった。弥生賞の敗因に関しては、「上品に乗ろうとしすぎ、結果として失敗した」と語っている。…

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特集

20年来の“心友”が明かす 天才・武豊「屈辱からの逆襲」(1)

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「2011年度JRA馬事文化賞」も受賞した作家・島田明宏氏が武豊騎手と初めて出会ったのは90年4月だった。以降、20年以上にわたり、公私でつきあうようになる。その“心友”島田氏が「誰も書かなかった武豊決断」を上梓。そこには、武豊の真実の姿が…

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スポーツ

なぜ「武豊」以外のスター騎手が誕生しないのか?(1)

不調にあえげばあらゆる原因が詮索され、復活を遂げれば我がことのようにファンが歓喜する。武豊のスター性は誰もが認めるところだが、87年デビュー以降の27年間、武豊以外にスターと呼べる騎手は誕生していない。それはなぜだ!?「プロフェッショナルと…

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スポーツ

武豊と名馬たち「6度目の凱旋門賞挑戦に自信!」

数々の名馬の背で得たものが「騎手・武豊」に蓄積され、彼にしかできない手法で、5頭のサラブレッドをダービー馬にした。今年その背でダービーを制したキズナとは、実は、デビューしたときから、ちょっとした縁があった。キズナは昨年の10月7日、京都芝1…

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スポーツ

武豊と名馬たち「08年天皇賞はウォッカで2センチ差勝利」

「最近やっと『ディープのいない競馬』に慣れてきたけど、いまだに引退した気がしない。『ディープだったらどうだったかな』とか考えてしまいますね」ディープの引退から1年以上経っていた08年の2月末、そう話した武の携帯電話が鳴った。彼のエージェント…

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