中国の転売グループは日本で買い占めた商品を、中国の最大手アリババが運営するネットショップサイト「淘宝(タオバオ)」などで売りさばく一方、常にカネになる転売ビジネスに目を光らせている。
約2年前に注目され、品切れが続出した加熱式タバコ「IQOS(アイコス)」でもひと儲けしていた。中国人留学生に、一風変わったアルバイトを紹介された男性がこう証言する。
「都内のコンビニで販売されるアイコスの配送ルートを調べてほしい、という仕事でした。なぜか転売屋は1軒目の配送先のコンビニはわかっていて、そこの駐車場で待機するように言われました。その情報どおりにアイコスを積んだトラックが現れ、そこからバイクで追跡。『何時何分にどこのコンビニに届けたのか』という情報を集めたかったそうです。バイクで最後までトラックを追い続けられたら日給3万円、途中で見失っても1万3000円がもらえ、割のいいアルバイトでしたね」
配送されたコンビニの情報を把握したら、今度はその店舗に行ってアイコスを買い占める。入手困難の状況を作り出された日本人客は、欲しければ転売されて高騰した商品を買うしかないのだ。冒頭に登場した吉岡氏が暴露する。
「販売店が中国人の転売屋を撲滅するには、商品の品切れを解消するぐらいしか方法はありません。昨年3月に発売された任天堂の家庭用テレビゲーム機『ニンテンドースイッチ』は品切れ状態が続き、転売屋にとってドル箱商品でした。大量に買い占めた転売屋もいたのですが、冬になると品切れが解消され、転売された商品は値崩れを起こして大量に在庫を抱えるハメになりました」
それでもお宝グッズの限定商品となれば同じ手段は使えない。このままほくそ笑む中国人の転売屋を見過ごすしかないのか。
「これまで問題視されていたチケットの高額転売を規制する議員立法の要綱案が了承され、今国会で提出される予定です。手をこまねいていたネット上の取締りが可能となり、違反者には罰則を科すこともできる。こうした動きが広まり、チケット以外の高額転売の取締りも強化されれば、中国人の転売屋を追い込むきっかけになるかもしれません」(吉岡氏)
好き勝手に買い占めて転売を続ける悪徳中国人に告ぐ! 日本人の国民感情は爆発寸前だ!