人気アーティスト「B’z」の公式サイトに4月15日、異例な告知が掲載された。4月1日に発売を開始した「B’z人生ゲーム」の製造元メーカーに対して「行き過ぎたクレームやご意見を入れていらっしゃる方が見受けられます」というもの。B’z側では「営業妨害にも繋がる行為」との強い言葉を用いて、メーカーへの過度な苦情や意見をやめるように諭している。
クレームの内容は「B’z人生ゲーム」が売り切れで購入できなかったファンから、製造数が少ないなどと苦情を入れていたものだという。しかしメーカー側はあくまで注文に応じて製造を請け負ったにすぎず、そのメーカーにクレームを入れるのはお門違いなのは明らかだ。しかしこういった自分本位な主張を繰り広げるファンは、どの分野にも見受けられるというのだ。
「コンビニ各社では人気ゲームやアニメ、アイドルなどとコラボした限定グッズを販売することがあります。この限定グッズでは発売開始日時が厳密に定められており、ほとんどのファンはコンビニの前に行儀よく整列して順番待ちしているものです。ところが一部には発売開始時刻の数時間前に店舗を訪れ『今日発売だから今すぐ売れ』とねじ込んだり、『あっちの店舗ではもう売っていた』などと平気でウソをつく者も。店員がその店舗はどこかと訊ねても当然答えることはできず、『本当にそんな店があったんですか?』と訊ねると『私をウソつき呼ばわりするのか!』と逆ギレするのだから目も当てられません」(週刊誌記者)
こういったグッズ関連のトラブルは、通信販売でも発生することがあるようだ。
「よくあるのが代引での受け取り拒否。ファンクラブ限定グッズなのに『子供が勝手に注文した』といった理由で拒否されることは珍しくありません。そんな場合はブラックリストに入れることもありますが、すると今度は『通販が買えなくなった!』とクレームを入れてくることも。そのため最近では代引き購入を廃止し、すべて先払いにするケースが増えています」(芸能関係者)
そして最近はいわゆる「転売ヤー」による買い占め問題も表面化している。芸能人にとって大事な収入源のグッズだが、濡れ手に粟というものでもないようだ。
(金田麻有)