4月19日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)で、お笑いタレントの陣内智則が元妻である藤原紀香と偶然再会したというトークを披露した。
司会の浜田雅功に「会ったんやろ?」と促されると陣内は「はい。前にです。新幹線で通路を挟んで隣だったんです」と紀香と再会した場面を振り返った。続けて「前の奥さんも気づいているけど何をしゃべっていいかわからん」と特に会話を交わすことはなかったと明かした。「切符を拝見しに来た人が(まず藤原の切符を確認して)、次にボクの顔を見て『エッ!』となった」と話すとスタジオは大爆笑。みごとに大ウケしたのだった。
自虐エピソードを笑いにかえた陣内の芸人魂に賞賛の声が上がっているが、一方で鉄道ファンからは批判の声が上がっている。何でも「陣内は“盛り過ぎ”」だと言うのだ。
「お2人が乗っていたのは仕事の関係などから考えておそらく東海道新幹線のグリーン車でしょう。東海道新幹線は2016年3月のダイヤ改正から、グリーン車と指定席の検札を取りやめています。となるとこの話は少なくとも2年は前のことになる。陣内さんは『前にです』とエクスキューズしているとはいえ、そんな昔の話をなぜ今頃持ち出してきたのか疑問は残ります」(鉄道ファンの芸能ライター)
さらに席の配置についても脚色しているのでないかという疑惑が出ている。
「陣内さんと藤原紀香さんが離婚された09年から16年の間に東海道新幹線で運用されていた車両は500系、700系、N700系、N700Aですが、どれもグリーン車は横2列+2列の4列シートです。陣内さんの話だと『通路を挟んで隣だった』ということですから、B席とC席に座ったことになる。座席は窓側が人気で、通常はA席かD席から埋まっていくので、芸能人であるお2人がどちらもそろって通路側に座るというのは考えにくい。もしマネジャーと一緒であれば、タレントを窓際にするのが普通です。それを考えても2人が通路側は無理がある。実際はA席とD席にそれぞれ座っていたのに、話をおもしろくするため通路側にしたと考えることができます」(前出・芸能ライター)
芸人が話を盛るのはいつものこと。おもしろくなるなら多少の脚色は問題ないような気もするが、鉄道ファンはこの程度すら許せないようだ。