女優の志田未来と俳優の生瀬勝久が7月6日(現地時間)、二人そろってドジャーズvsエンゼルスの試合を生観戦した。二人は7月5日に米ロサンゼルスの「Anime Expo 2018」内で行われた、アニメ映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~」のワールドプレミアに参加。生瀬が「アイ・アム・ショーヘイ・オータニ」とのギャグで笑いをさらう場面もあり、その翌日に、ドジャース前田健太投手とエンゼルス大谷翔平投手の直接対決を現地観戦した。
エンゼル・スタジアムを訪れた二人は、志田がエンゼルスの、生瀬がドジャースのユニフォームを身に付けたペア画像を公開。何ともほほ笑ましい画像だが、なぜかこの画像に対して非難の声をあげるムキがあるというのだ。スポーツライターが指摘する。
「批判の内容は、ライバルチームのユニフォームを着たもの同士で一緒に試合を観戦するのはおかしいというもの。日本ではホームの応援が一塁側、ビジターの応援が三塁側と分けられているケースが多いのに対して、MLBではホーム球場のファンはすべてホームチームを応援するものと相場が決まっており、ビジターの応援は肩身が狭いもの。その中で隣同士に座る二人が異なるユニフォームを着ることは有り得ないというのです。そのため生瀬に対して『ここは大谷のユニフォームじゃないと』とダメ出しされているようです」
確かに日本では、巨人と阪神のユニフォームが並んで応援する姿には違和感があるかもしれない。しかし、アメリカのプロスポーツ事情に詳しい前出のライターは、そういった非難のほうこそお門違いだというのである。
「アメリカンスポーツでは相手チームを尊重する風土が根づいており、たとえビジターチームのファンといえども試合後には『グッドゲーム!』といって握手で別れる光景も珍しくありません。また今回の志田と生瀬のように、同じ日本人ということで両チームの選手を応援する時は、それぞれが別のユニフォームを身につけるのはごく当たり前のことです。アメリカには兄弟選手が珍しくなく、兄弟同士で対戦することも多いのですが、そんな時には父親と母親が別々のユニフォームを着て応援するのが当たり前。アメリカのスタジアムに足を運んでみれば、同じグループ内で異なるユニフォームを着ているケースはいくらでも見つけることができるのです」
ともあれそんなお門違いの批判をよそに、志田と生瀬は貴重な現地観戦の機会を存分にエンジョイしていたようだ。
(金田麻有)