2010年10月に、体調不良を理由に芸能活動の無期限休止を発表した歌手の中森明菜。14年11月15日放送の「SONGS」、年末の「紅白歌合戦」(ともにNHK)サプライズゲストとして登場し、新曲「Rojo ‐Tierra‐」を披露。これで、歌手活動再開とファンを歓喜させた。しかし、その後は過去のベストアルバムやカバー曲を収録したDVDなどが発売されるもののテレビ出演はなく、年末のディナーショーが主たる活動となっている。
ところが、8月21日発売の「週刊女性」によると、今年末の、そのディナーショー開催も危うい状態とある。
記事によると、今夏にライブが計画されていたが、春頃までは順調な回復を見せていたものの、その後、再度体調不良になり、年末のショーも危うく、先行きは未定だというのだ。
デビュー当時から中森を取材している芸能記者は「明菜の心の闇は深すぎる」という。
「明菜が歌手を目指したのは、歌手を目指していたお母さんの夢を叶え、喜ばせたい一心だった。ところが、近藤真彦との恋愛ではスタッフに欺かれた。明菜がスターダムにのし上がると95年に母親が死去。家族との間には確執が生じ、絶縁状態に。そうやって、明菜は人間不信になっていったんです」
だからと言って、すぐに芸能活動をあきらめたわけではなかった。
「明菜は、自分が信用している人に、マネージメントをみずから頼んだこともありました。ですが、すべて断られてしまった。その理由は、彼女専属にならないとハンドリングができないからです。人間不信が強いゆえに、特にテレビの仕事は難しいんです」
彼女の歌声を待つファンが多いことを、明菜には忘れてほしくない。