武豊騎手が、9月29日の阪神5R、とんねるずの木梨憲武(56)が命名したゴータイミングでJRA通算4000勝に大手をかけると、同日の阪神10R、4番人気のメイショウカズヒメで勝利し、前人未到の大記録を達成した。
スポーツ紙記者が話す。
「デビュー以来、深い縁があるのがメイショウの冠名で知られる松本好雄オーナーの存在です。一時期、勝ち星が伸びなかった時も、個人馬主である松本オーナーは武豊騎手に騎乗依頼を出し続けていました。だからでしょう、今回の記録を達成した際、武豊騎手は『父の代からお世話になって長年支持していただいています。一段とうれしく思います』と松本オーナーに感謝していました」
武豊騎手が初めてメイショウの馬で勝利したのはデビューから3カ月後の1987年6月6日、阪神6Rのメイショウスイセイ。以来、今回のメイショウカズヒメまでメイショウの馬で137の勝利を積み重ねてきた。
常々「60歳になっても騎手でありたい」と口にする武豊騎手だけに、今後も松本オーナーとのコンビでターフを賑わせてくれるに違いない。