乃木坂46の西野七瀬が11月11日放送の乃木坂の冠番組「乃木坂工事中」(テレビ東京系)に出演。メンバーの秋元真夏とのかつての不仲を涙ながらに振り返った。
同回では14日に発売される22枚目シングル「帰り道は遠回りしたくなる」でセンターを飾り卒業する西野が、曲名にちなみ、鎌倉にある浄智寺から約46km先にある乃木神社を遠回りして思い出の場所を巡りながら、目指すといった企画を放送。途中で何度かメンバーが入れ替わりで登場し、西野のロケに同行しているが、横浜周辺を訪れた時には秋元がロケに参加。
秋元といえば、乃木坂加入後すぐに学業優先のため、活動休止状態に入っていたものの、活動を再開させたばかりの2012年12月発売の4枚目シングル「制服のマネキン」でいきなり福神メンバー(選抜の前列)に抜擢。しかし、西野は前作3枚目シングルで初めて福神メンバーに選ばれるも、4枚目で福神落ちを経験したことから秋元にポジションを奪われてしまったような形になり、秋元とは1年以上いっさい会話を交わさない“不仲期間”があったことは有名だ。
「14年2月に行われた横浜アリーナでの『乃木坂46 2nd YEAR BIRTHDAY LIVE』で、西野が『真夏おかえり 一緒に頑張ろう』というメッセージをサプライズで送ったことにより、2人のわだかまりは解消されました。現在は普通に仲良く話す間柄ですが、番組での絡みがいっさい見られなかったこともあって2人の関係が修復されることは絶望的だと当時のファンたちは感じていましたから、このライブでの西野の一言に多くのファンが号泣していましたね」(アイドル誌ライター)
当然、今回のロケでは横浜アリーナを通過して、当時の思い出話になっていたが、西野は「自分が子供すぎたんだなってことが原因」と反省。そして、「今みたいにキレイにわだかまりが解けるとも思ってなかったから、何でこうなれたのかなって思うと…。絶対それは真夏の人柄」と、仲直りできたことは秋元の人柄があってこそと、涙ながらに語っていた。
当然、この西野の話を聞く秋元も涙を流していたが、やはりファンにもその涙は伝染。ファンからは「あ~そんなことあったな。今思い出しても泣けてくる」「真夏は一切悪くないけど、なぁちゃんの気持ちもわかる。青春だね」「話聞いてて、鳥肌がやばかった」「『真夏、おかえり』は反則だよ」といった声が上がるなど、涙ながらに視聴するファンが続出したようだ。
「乃木坂加入当初は地元の大阪からレッスンに通っていた西野ですが、毎日レッスンしている他のメンバーとは違い、土日しかレッスンに参加することができなかったこともあり、活動に本腰を入れるため、その後、東京に引っ越しています。その努力も報われて、ようやく福神メンバーに入ったものの、直後に遅れて入ってきた秋元にそのポジションをとられてしまったわけですから、対抗心を燃やしてしまうのは無理もないでしょう。それだけ真剣に取り組んできたわけですからね。とはいえ、当然、秋元も悪いわけではありませんし、自分から話しかけられる空気ではなかったでしょうから、秋元側も本当に辛かったと思います。そんな両者の関係性を思い返すとファンも何ともいえない気持ちになるのは仕方がないでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
今回の卒業シングルのミュージックビデオでは秋元から西野に「おかえり」というセリフがあるが、これが大人たちによって作られた台本だとしてもファンは涙なしには見られないことだろう。
(石田安竹)