名古屋では各局の出演をハシゴする「テレビジャック」も話題になるなど、今年のプロ野球ドラフト会議で一躍、その存在を野球ファン以外にも印象づけることになった。中日ドラゴンズが抽選で引き当てた、大阪桐蔭高校の根尾昂内野手のことである。
そのマジメな性格や文武両道ぶりも話題となり、両親の教育方針で読書家だという彼の愛読書がドラフト直後にはAmazonで2冊同時に売り上げベスト3に入るなど、野球以外でも話題にコト欠かない。ところが、そんな彼がネット上でよもやの“洗礼”を受けている。
「プロ野球といえば、ファンに対しサインを書くことも1つの大きな仕事です。まだ高校生とはいえ、背番号もレギュラークラスの7番に決まった根尾ほどのスター候補生には直筆サインの注文も殺到していることでしょう。しかし、ネット上にアップされた背番号7を書き込んだ彼のサインがあまりに××だと(笑)、この××にはいろんな言葉が入るのですが、とにもかくにもこれまで持ち上げられることばかりだった根尾が初の賛否両論となっていることは間違いありません」(スポーツライター)
そんな根尾が色紙に書いたサインは、評判の性格どおり実直に太い黒マジックで「根尾昂」と楷書体、その横に背番号の「7」と記したもの。高校時代からプロっぽい崩したサインを書く選手もいる中、このド直球なサイン色紙に「あまりに普通」「あまりにマジメ」とネット民もびっくり。中には「いくらなんでもダサい」と、ちょっとスター選手らしくないという失笑まで誘ってしまったようだ。加えて「neoって書けばいいのに」「球団がカッコイイの考えてあげて」「どうせそのうち読めないデザインにするのでは?」という、ちょっと苦言を呈する声まで出ている。
「まだ高校生ですからね。周囲は受験生も多いでしょうし浮かれていない感じがしていいと思いますよ。そして一部のネット民からは、今じゃないとこの実直サインはもらえないのでは?価値が出るのでは?というあざとい声も出ている。確かに、来年以降はサインもプロ仕様になるはずですから、今回SNS上にアップされた“根尾昂7”は今しか手に入らないお宝かもしれません」(前出・スポーツライター)
ついにサインまで問題となった根尾内野手。デビュー前の“実直すぎるサイン”が本当に価値が出るほどの大活躍をファンは願っていることだろう。