「リーガルV~元弁護士・小島遊翔子~」(テレ朝系)の第7話が11月29日に放送された。視聴率は14.2%と過去最低の記録となった。同回は、前回から続く2話完結のストーリー展開。パラリーガル役の安達祐実扮する伊藤理恵に対し、エリート弁護士役の海崎を演ずる向井理が法廷内で、伊藤に鋭く尋問。それに対しても安達は女性の恋心を的確に表現し、“天才子役!”と呼ばれてきた演技がキラリと光った回でもあった。芸能関係者が語る。
「米倉主演のドラマといえば、テレビ局の番組プロデューサーと同じ程度に米倉の所属事務所の影響が非常に強いとささやかれています。それはドラマの企画出しから始まり、細かい内容や構成、キャスティングにまで及ぶという見方もあります。ちなみに、『リーガルV』では、『ドクターX』の第3シリーズ(12年)で秘書役として出演していた内藤理沙が鉄道バーの店員として登場しています。そういった視点で、米倉主演のドラマを観ていくと、『けものみち』(06年、テレビ朝日系)での田丸麻紀、『不信のとき~ウーマン・ウオーズ~』(06年、フジテレビ系)での福田沙紀など、その時々で一押しの若手女優を脇役として出演させているようですね」
さて、第8回では、とうとう米倉が温泉の湯船で文字通り、「人肌脱ぐ」という予告があった。視聴率のためについに伝家の宝刀を出してきたか?といった印象も否めないが、国民的人気ドラマ「水戸黄門」(TBS系)では、由美かおるが湯船に浸かるシーンになると、瞬間視聴率が上がっていたそうで、苦肉の策の演出とはわかっていても、ちょっと期待してしまうのが男性視聴者だろう。向井演じるエリート弁護士の海崎が結局最後は、現事務所の意を翻して米倉扮する元カノ・小鳥遊翔子に加担するのではないか?といった憶測もネットでは飛んでおり、最後の最後まで伏線続きでハラハラしどうしとなりそうだ。米倉にはぜひ“視聴率女王”として、返り咲いてほしい。
(島花鈴)