毀誉褒貶の激しい芸能界で、最も好奇の目にさらされる「女優」という職業。「女心と秋の空」などと申しますが、一般女性よりも特に移り気な彼女たちの対応には細心の注意が必要です。そこで、13名の麗しき女優たちの「取扱説明書=トリセツ」をここに大公開、操縦方法を伝授いたします!
ドラマ「SUITS」(フジテレビ系)で、織田裕二との「27年ぶり月9共演」が話題になった鈴木保奈美(52)。ところが肝心の視聴率は振るわず、初回こそ14.2%と高評価だったが、2話以降は10%前後をウロウロしている。
そんな低空飛行が鈴木のご機嫌を損じたのか、撮影現場が凍りつく事件が勃発したという。ドラマ関係者が証言する。
「鈴木がスタッフたちと談笑している時でした。共演中の女優・中村アン(31)が、鈴木の背後から近づいて挨拶しようとしたのですが、完全無視したんです。周囲も『えっ!?』と固まってしまって‥‥。中村は苦笑いしながら退散していきました」
スタッフとの会話に夢中で気づかなかったワケではなく、はた目にはあえて“眼中にないというポーズ”を取っていたように感じられたという。だがベテラン芸能記者いわく、これは“鈴木保奈美の現場あるある”らしいのだ。
「鈴木は出産と育児を経て本格的に芸能界に復帰した10年頃から、自分より若い女優への当たりがキツいことで知られています。自分は女優一本でここまでやってきた、という強烈な自負のせいでしょう。特に中村のように、モデルなどもこなす“兼業女優”に対しては『私と同列にしないで』との思いがあるはずです」
“修羅場ストーリー”が突然始まらないよう、このトリセツを順守すべし!
〈鈴木保奈美さまに若手女優を近づけてはなりません〉
鈴木に限らず“女優”の我の強さは総じて並大抵ではない。漏れ伝わってきたのが、黒木華(28)の“ヒロイン体質”だ。
「黒木は10月に公開された映画『日日是好日』(東京テアトル、ヨアケ)で主演を務めたのですが、初日舞台挨拶やメディア取材で共演の多部未華子(29)と同格の対応をされたことに憤ったんです。『主演は私なのに、なんであの人が私と同じ扱いをされるの!?』と言って現場が大混乱に陥りました。同じく共演の先輩女優・鶴田真由(48)までがなだめに入るも、まったく納得いっていない様子でしたね」(映画関係者)
同作には今年9月に逝去した樹木希林も出演、舞台挨拶には樹木の等身大パネルが登場したのだが‥‥。
「より注目が集まるからでしょうね。『希林さんのパネルは私の目の前に置いて』と要求してきました。実はそこに置くと、隣に立つ多部の体が隠れてしまうので、あえて並びのいちばん外側に置く予定だった。多部が『私は気にしていないのでどうぞ』と言い中央に配置されましたが、みんなあきれてましたよ」(映画関係者)
なんと撮影中には、その樹木にもかみついていたというのだから、その気の強さたるや恐るべし。
「撮影の合間に黒木と希林さんが話していたのですが、『ハリウッド女優になりたいんです』と言う黒木を希林さんが『あなたには無理』とバッサリ切り捨てたんです。それから黒木は、裏で希林さんのことを『老害』と呼んでいました」(映画関係者)
モーレツな性格だけは、亡くなった大先輩女優にも負けていなかったようだ。
〈黒木華さまが主演の作品では、他と差をつけたVIP待遇が必須です〉