在阪テレビ関係者が明かす。
「上沼さんは視聴者目線で有名人の好き嫌いを実名まで挙げて言うことで、その地位を築き上げてきた。特に本音でしゃべらないええかっこしいの芸能人が大嫌いで、かつては小林幸子(65)、伍代夏子(56)、坂本冬美(51)なども俎上に載っていた。女優にも容赦なく、石原さとみ(31)、吉高由里子(30)など私生活を話さない人は好まない。逆に自分よりおしゃべりで前に出るタイプの島田洋七(68)も好きではありません」
しかも「出すぎた杭は打たれない」とばかりにタレントパワーが絶大になれば、テレビ局との力関係も「女帝と家来」になってしまうのもむべなるかな。プロダクション関係者が明かす。
「上沼さんが収録でテレビ局入りする場面に出くわしたことがありますが、その10分前にマネージャーから連絡が入るや、車寄せに出迎えに待つ番組関係者がゾロゾロ出てくる。上沼さんをスムーズに楽屋まで案内するために、通路を空け、エレベーターは待機状態。廊下ですれ違う局員は頭を下げて女帝が滞りなく通過するのを待つことになる。まさに大名行列のごとしです」
それどころか、女帝の「抹殺力」に、存在が消された芸人も‥‥。
「ある時、上沼さんの大物ぶりを知らない売り出し中の若手芸人がテレビ局で通りすぎる女帝に『上沼さん、今日はヨロシク』と、気軽に声をかけてしまった。関係者は凍りつきましたが、時すでに遅し。行列をさえぎる非礼を犯した罪は厳罰もので、その後収録された番組のひな壇では一度もしゃべる機会を与えられず、名前を紹介されることもありませんでした。あの芸人さんは今どこに‥‥」(プロダクション関係者)
女帝の「ご威光」はかくもすごいのである。