とかく清純派のイメージが強かった宮崎あおいが、ついに脱いだ。新作映画「きいろいゾウ」では、真っ白な肌を紅潮させ、全裸愛撫にむせび泣く艶技まで披露。その官能美はこれまでの彼女の評価を一変させるインパクト。バツイチでフェロモンも増した大人の色香を最速公開する──。
宮崎あおい(27)が、かつての清純派から一転、“性純派宣言”を高らかに告げたのが、2月2日公開の映画「きいろいゾウ」(ショウゲート)だった。
ストーリーは、東京から夫の生家へ移住した家族と夫婦愛を描いた作品。ほのぼのとした家族ドラマと思いきや、そこは寺島しのぶ(40)の出世作となった「ヴァイブレータ」でメガホンを取った廣木隆一監督だけに、夫婦の“性”をみごとに描いているのだ。
「ハァ、ハァ、ハァ、フーン‥‥」
三重の片田舎。虫の音に混じり古民家の屋根裏部屋から艶かしい声が漏れてくる。室内には蚊帳がつるされ、床にはせんべい布団。とてもロマンチックな雰囲気ではない。しかし、環境が変わった田舎生活を送る夫婦には、“夜の営み”こそ最高の喜びなのだ。
「ヌチ、ヌチャ、ヌチャ」
夫役の向井理(30)が、宮崎の首筋に執拗にキスの嵐で快感を高めていく。暗い部屋から浮かび上がるシルエットが何とも艶かしく、宮崎はそのまま快楽に身を委ねる。
そして、カメラがまるで屋根裏からのぞき魔のように2人の“全裸愛撫”を捉える。繰り返される淫靡な接吻の音が交錯すると、宮崎は我慢できなくなったのか、夫の広い背中に右腕を回す。
何かにしがみつきたいのか、指先で夫のいくぶん骨ばった肩甲骨の付近をしきりにさするしぐさが何ともリアルだ。
さらに、宮崎の左手は夫の右手に絡まり、心もカラダも“一体”になっていることを暗示させる。
2人の下半身は布団に隠れてはいるものの、正常位でまぐわう夫の腰は、ゆっくりと味わうように深く突き立てているのがわかり、宮崎の口からも“挿入のリズム”に合わせて荒い息が漏れる。そして下半身には、じわじわとした快感の波が押し寄せ、盛んに内腿を動かして、夫の求めに応えるのだ。
アングルが変わっても、2人の情事はとどまることを知らない。首筋へのキスは激しさを増し、喉仏を責められた宮崎が、うっとりとした表情で「ウッ、ウッ、ハァーン」と甘い声を上げながらむせび泣くのだ。